出版社内容情報
【内容紹介】
大リストラ時代をチャンスに転じる法!
離職理由と就業情報──日本では、離職はあくまでも非自発的なもの、あるいは、自発的であっても、家族などの個人的理由や仕事に不満を持つプッシュ要因による離職が主だと想定されてきたのではないだろうか。……米国の労働者が日本の労働者よりプル要因によって離職する割合が多いとすれば、何がこの違いを生み出しているのだろうか。この違いを説明する1つの要因として労働市場における情報の伝播が考えられる。当然のことながら、現職に不満はないが、他に選択肢としてもっと良い職があったので現職を辞める場合には、現職よりもっと良い仕事についての情報がまず入手されねばならない。これは、労働市場における、他の仕事や会社という選択肢についての情報量の多寡、すなわち、労働者間で伝播される就業情報量に依存するだろう──。本書より