内容説明
なぜ日本の医者は権威主義的か?患者数が増え続ける理由は?日本の医者の源を追いつつ医者養成システムをつぶさに検討し、現代医療の構造的問題に迫る。
目次
プロローグ 医学は自然科学か
1 「ありがとう」といわない理由―日本の医者のルーツ
2 手本としてのドイツ医学
3 医者志望
4 人体を解剖する
5 専門教育にすすむ
6 医局という組織
7 病院のなかの医者
8 開業医はいま
9 曲がり角の医療
エピローグ 人間の顔をした医療をめざして
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルゴン
3
★★★☆ 1993年時点での日本の病院というものが開設されている本。病院の起源、ポジションのみならず、医学というものの学問的な位置づけが日本と違うというのは興味深いと思いました。さすがに今はこのホント全く同じということはないのでしょうが、医療が発展しても病人が減らないという状況には変わりがないですね。2017/08/22
ミギノコウザエモン
1
20年以上に発行された本を登録。 写真がないところを見ると、絶版扱いなのだろう。 医療者の気質は、おそらく20年前も今も変らないと思われる。2013/12/11