内容説明
知識の木の実を食べて永遠の幸福の園を追われたアダムとエバ。以来人間は神の大いなる意図を見失ったまま長い苦難の途上にある。救済はどこにあるのか。いかに祈るのか。豊かな想像力が生んだ旧約の智慧を読む。
目次
第1部 天地・律法・救済(世界はいかにして始まったか;人間はいかにして始まったか;この世のなにが悪いのか;なぜ神はひとりの男を選んだのか;律法とはなにか ほか)
第2部 神・光・智慧(光の創造;神の答え;神のファンタジア;智慧の回想;美しい愛の母;主をほめたたえよ!;新しい天、新しい地)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mao
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この本を通して、神に対してとるべき真摯な態度を学ぶことができる。日本人が抱くであろう疑問を切り口にした解説は分かり易い。しかし、この本を読んで聖書の読み方を学んだならば、自ら真摯な態度で聖書を読み、神に祈ることを実践しなければ、本当に得られるものは何もないだろうと思った。 ひとつ(これは私の読解力の低さのせいかもしれないが…)難点を挙げるならば、文意が取りづらい箇所があるなどで読みづらさがあり、そのため読了に苦労した。2014/03/27
ととろ
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うーん、イマイチ。神を信じる者の立場から旧約聖書が紹介されているので、智慧が現実的でない。「智慧」とは何かという疑問に対しても、人間には理解しようがないものだ、知りたければ神を畏怖することだ、と信仰を前提にしている。クリスチャンではない自分には、感覚として理解できなかった。2010/10/20