星海社FICTIONS
大坂将星伝〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 425p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061388574
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

関ヶ原から十四年。家康が豊臣家を滅ぼさんとする時、大坂城には古兵たちが集う。諸将を導くは毛利豊前守勝永──。いざ、大坂の陣!

毛利豊前守勝永よ、今こそその“本意”を遂げよ!
芝村裕吏、瞠目!
「明治維新まで見えてくる! 見事な筆技に脱帽です」
関ヶ原で西軍は敗れ、石田三成も刑場の露と消えた。しかし、土佐に配流された毛利豊前守勝永の心の奥底で、“志”の炎は燠火の如く燃え続けていた。時は流れ、慶長十九年。徳川家康が戦国の世に幕を引かんと、ついに豊臣家討滅の師を出す時、綺羅星の如き武将たちが今は亡き太閤の城に集う。
いざ、戦国最後の大戦──。豊臣家の股肱、毛利豊前守勝永よ、戦場に勇躍し、見事その“本意”を遂げよ!
仁木英之が描く“不屈の戦国絵巻”、ここに堂々完結!

内容説明

関ヶ原で西軍は敗れ、石田三成も刑場の露と消えた。しかし、土佐に配流された毛利豊前守勝永の心の奥底で、“志”の炎は燠火の如く燃え続けていた。時は流れ、慶長十九年。徳川家康が戦国の世に幕を引かんと、ついに豊臣家討滅の師を出す時、綺羅星の如き武将たちが亡き太閤の城に集う。いざ、戦国最後の大戦。豊臣家の股肱、毛利豊前守勝永よ、戦場に勇躍し、見事その“本意”を遂げよ!仁木英之が描く“不屈の戦国絵巻”、ここに堂々完結。

著者等紹介

仁木英之[ニキヒデユキ]
1973年大阪生まれ。2006年、中華ファンタジー『僕僕先生』で第十六回日本ファンタジーノベル大賞を授賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

9
結果を知っているのにもかかわらず最後の大一番に命を賭ける男達の想いに熱くなりました。豊臣秀吉の志を石田三成が受け継ぎ、其を毛利勝永が受け継ぎ、実現の為に大阪城に参じる。後藤又兵衛、真田信繁、長宗我部盛親、明石全登と作戦を練るも城内で対立と淀殿の横槍で纏まらず積極策は却下され籠城戦へ。真田の奮戦虚しく和議になりそして再戦。又兵衛は道明寺で戦死し最後の戦いへ突入。信繁は家康の本陣目指して突撃するも見失い勝永も家康を見るも逃げら大阪城は落城。しかし、勝永の志は長州毛利家に受け継がれていく。2017/02/05

ひろ

5
次男誕生と最愛の妻おあんの死。父・吉成の死。  安穏と暮らしながらも奥底に眠る志…そして大坂の陣へと突き進んでゆく。 後藤又兵衛・真田信繁・長宗我部元親、最後まで従う利光統久、絶義におたま。皆の本意・義の通し方は様々。又兵衛と元親が格好良く感じた本作品。  夏の陣の活路を切りひらいて猛攻する様はとても良かった。 2020/01/19

なつきネコ

5
いや、熱く盛り上がった。この作者は武人の心をよくわかっている。本多忠朝の会話、今福の戦いの叉兵衛と重成のやり取り話がカッコイイ。大阪の陣に出てくる名将達が鮮やかに浮かぶようだ。盛親のコンプレックスや乗り越えた想いがわかる。勝永の一途さとか、読んでいて、どれだけ手に汗握ったか。マイナーて大きな戦いの端役でしかなかった毛利勝永を書ききった事に驚いた。2015/03/23

らいおねる

4
歴史、戦国時代好きなら誰もが通る道。大坂の陣でまずは真田信繁(幸村)凄かった→毛利勝永も凄いぞ!けれど、勝永の前半生は詳しく知らなかったのでこの本で詳しく知れたことに知識欲が満たされました。大坂の陣に入った武将、特に浪人からの5人衆は全員波瀾に満ちたけど深い人生歩んでて魅力的です。一世一代の舞台、本当に熱いです。2021/02/17

虹色魚礁

3
★★★☆☆大にして広き国と小にして厚き国◇勝永が、夏の陣で、立花宗茂と対峙し、家康を追い詰めるシーンは盛り上がった。この大にして広き国の志が、時を経て、討幕、明治維新、富国強兵への布石となっているということかな?もう少し、勝永たちの心の機微を、じっくりと味わいたかった気もします。2016/08/02

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