出版社内容情報
【内容紹介】
ノーベル文学賞受賞、大江健三郎の代表作
日本近代100年を見事に結晶化した長篇。現代日本文学の可能性の極点を示す傑作!
日本の近代100年──その歩みの中の民衆の心を、故郷の土俗的背景と、遡行する歴史的展望においてとらえ、戦後世代の切実な“体験”を、文学的形象として見事に結晶化した問題の長篇700枚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
borug
4
重厚な小説だった。とりあえずは「生きていかなくちゃいけないなと思った」という軽薄な感想を。読みやすくはないけど読んだぞという感は満たされる。2015/08/02
ロロ
1
やっと読み終わった! 三ヶ月以上掛かっているような気が。。。 無知な私には比喩がいちいち難しくて頭痛がするものの、きっと大江さん、セブンティーンも含めて右も左も批判してきたということなのね、といった感覚に。 ヒーローを褒め称える、といった感覚と真逆の道を行くのね! 正しく読める人の解釈が欲しい、今日この頃。2014/12/25
欣喜雀躍ちゃん
1
大江健三郎は初読。すさまじい本だった。登場人物の台詞が揃いも揃ってこれでもかというくらいに容赦ないので、大したページ数ではないのに凄い勢いで話が進んでいく。あと、ねじまき鳥クロニクルがこれをかなりの部分の下敷きにしていることは、以前どこかで読んで知っていたはずだったのだが恥ずかしながら忘れていた。読みながら改めて気付いた。2009/10/02
marin
0
ノーベル賞を受賞した作家ということで初めて大江さんの本を読みました。 とても難解でした。ただ展開がよくありがちだったのですこしがっかりしました。2013/07/08
Noriaki Fujiwara
0
大昔から何度も読んでいます。