内容説明
上杉景勝は謙信の陰に隠れて歴史物語では地味な存在だが、実像は稀代の闘将である。謙信の急死で起きた後継者争い「御館の乱」では、同じ養子の立場の景虎を制し、二分した越後を再統一した。信長が本能寺で散った後は、秀吉と和睦。名参謀・直江兼続との二人三脚で頭角を現し、徳川、毛利に次ぐ120万石の大大名となる。関ヶ原の戦いでは西軍に与し、30万石に減封されるも見事これを乗り切った。家康が死ぬまで恐れた、不屈の闘志を秘めた寡黙な男の生涯。
著者等紹介
近衛龍春[コノエタツハル]
1964年、埼玉県生まれ。大学卒業後、暫しオートバイレースに没頭。その後、通信会社勤務を経て、フリーライターに転身。『時空の覇王』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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