出版社内容情報
あざが消えないけど大丈夫? 医療用麻薬は体に悪い? 退院したら何を食べてもよい?……日本対がん協会のがん相談ホットラインに寄せられた、がんについての様々な質問に、がん医療の最前線を知るスタッフが答えていく、今までになかった一冊です。
内容説明
仕事やお金にまつわる?を教えて。がんの専門病院で治療を受けたほうがいい?検査ばかり…治療はいつはじまるの?…患者、家族が本当に聞きたいことに答える。
目次
1 がんを知る―そもそも「がん」ってどんな病気?
2 「がん」と言われたとき―この気持ちをどう受け止めたらいい?
3 治療説明と選択―納得して治療を受けるためには
4 がん治療と療養生活―がんと向き合い治療にのぞむには
5 仕事とお金―がんになったら仕事を続けられないの?
6 家族の支え―患者を支える家族も不安でいっぱい!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Twakiz
28
この本は良心的で偏りがない.がん関連の情報は,眉唾のものも多い(放置でよいor効果の立証されていない自然免疫療法やサプリの類など)そういったものほど,すがれるものがなくなった方や医療不信の方を魅入らせ取り込むような語りで時々不幸を生んでいる.この本は治療についてや医療者とのかかわり方,社会的サポート,患者家族の振る舞い,セカンドオピニオン,緩和医療など広く解説されておりわかりやすい.「医療者が事務的で冷たい」といった相談は耳が痛い.ただ,当事者にならないとほんとのところは分からないですよね・・2022/06/11