出版社内容情報
車椅子利用者の目の前にある段差。このとき「障害」となっているのはなんだろう?この本を読めば、障害について正しく学べ、お互いの理解を深められる。日常での事例や声かけ時のマナーなどを,マンガと図解で小中学生に読みやすく解説。
目次
第1章 「障害」ってなに?(マンガ「身近にある困りごと」;「ちがい」ってなに? ほか)
第2章 心のバリアをなくすには(マンガ「一人ひとりの“事情”」;「心のバリア」はなぜできる? ほか)
第3章 知っておこう!サポートの基本(マンガ「私にもできること」;協力するときの心がまえ ほか)
第4章 誰もが暮らしやすい社会へ(マンガ「本当の平等って?」;障害への世界の取り組み ほか)
資料集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
48
「ちがい」の持つ力や重要さを切り口として、障害の社会モデルなど、障害をめぐる知識や現代の状況について、素敵な漫画や素晴らしい方々へのインタビューを交えながら、全面カラーで分かりやすく書かれている。「障害は人ではなく、「社会の側にある」は2006年に国連で採択された条約で示された考えである。自分一人では難しい事でも、社会全体で取り組めば(誰かの協力、便利なテクノロジー」、できるようになる。そのためには私達一人ひとりの意識が必要。自分らしさはそのままで、他の人の生きやすさを尊重する事。2021/09/15
どあら
30
図書館で借りて読了。絵もキレイだし分かりやすく解説されています😊2022/11/03
ochatomo
10
図書館選書棚より 特別堅牢製本 『障害は人ではなく、社会の側にある』 環境・制度・情報、そして心のバリアについて 東大考案EMPOWER Projectを紹介 2021刊2023/04/11
まる
8
わかりやすいし、 あれっ、と思う新鮮な切り口がたくさんありました。 漫画もきれいな絵で目を引くので (内容は深い) 最初の一冊としてよいのではないでしょうか。2021/11/23
ふう
7
「障害」は人ではなく社会の側にあること、合理的配慮についてなどが分かりやすい点はよかったのですが、全体的に身体障害に偏っているのが気になりました。また、この本を購入するのは多くが図書館だと思われますが、ブックコートをすると表紙のキラキラした加工は見えなくなってしまいます。内容から高価であるのは仕方がないですが、装丁の豪華さはいらないので価格を抑える努力をしてもらいたいです。2023/08/31