学研新書
格差社会のサバイバル術―生き残りを賭ける人と企業

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  • サイズ 新書判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784054038776
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0236

内容説明

正社員になりたくない非正社員…。管理職になりたくない正社員…。彼らに希望はあるのか?『下流社会』の著者が贈る格差脱出への提言。

目次

第1章 将来に希望が持てないロスト・ジェネレーション(門倉貴史×三浦展)
第2章 「ロス・ジェネ」を下流化から救うために(本田由紀×三浦展)
第3章 砂のような下流・コミュニティを作る上流(香山リカ×三浦展)
第4章 これからの女性は、「正社員+結婚+共稼ぎ」!(森永卓郎×三浦展)
第5章 夢を降りた団塊ジュニアは「買い」です(阿部真大×三浦展)
第6章 非正社員が納得する働き方とは?
第7章 ミドルは安定によって仕事の質を上げる(大久保幸夫×三浦展)
第8章 働く側のニーズに応えて会社を強くする(篠田信幸×三浦展)
第9章 ニートたちの食生活と“見た目”格差(雨宮処凛×米山公啓×三浦展)
第10章 格差恋愛の時代がやってくる!?(小倉千加子×三浦展)
第11章 富裕層と下流の奇妙な「共犯関係」(橘木俊詔×三浦展)

著者等紹介

三浦展[ミウラアツシ]
1958年生まれ。82年、一橋大学社会学部卒業。(株)パルコ入社。マーケティング情報誌『アクロス』編集長を経て、90年、三菱総合研究所入社。99年、消費・都市・文化研究シンクタンク「カルチャースタディーズ研究所」設立。郊外、家族、世代等の研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

太田青磁

17
「下流社会」で社会階層問題に一石を投じた三浦展氏が、社会学、教育学、心理学、精神科医、アナリスト、作家、経営者らと階層問題に関する対談をまとめた一冊です。急ごしらえの対談で話がつながってないところもありますが、ニートたちの食生活と富裕層調査の結果が興味深いです。上の世代から自己責任と言われ続け、上流を目指さないことに苛立たれたり、失われた世代とか言われるのもなあと思う一方、「好きを仕事に」というメッセージに振り回されたあげくワーカホリックになってしまう団塊ジュニアの夢の降りかたに同世代感を感じます。2013/04/18

たか

12
10年くらい前の本やけど、今の世の中見てみると本の内容の感じになってる。組織の外にでたときどの程度の評価を受けられる人間になるか、キャリアデザインは大切や。2019/09/14

ことり

6
2008年の本だが、この時点にわかっていたことが更に先鋭化している気がする。高度成長期の高額所得者は国民が皆豊かになれるようにした人、今は下流の人を相手に収入を得ている人のくだりに納得。限られたパイを他人から取るのが富裕層になる手っ取り早い方法と。新しい資本主義はここを崩す必要がありそうな気がする。2023/06/25

ふぇるけん

5
生存権を無視した自己責任論、職能が伴わない給与格差に対して異議を唱える勇気を持とう!砂のようにさらさらと個人が散らばっている世の中から、しっかりと植物が根を張れる土のような結びつきに・・・そんな世の中にしていきたいものです。2010/02/15

yori

4
★★★☆☆ うーん。対談相手は大学の先生や医者などが多く、結局のところこの人達に格差社会やら貧困やらが理解・解説できるのか疑問。実際フリーターから作家になった雨宮氏と医者との会話は噛み合っていなかった。。想定しているレベルと実際が異なるんだ。。サバイバル術というのも疑問だ。そもそも格差を生み出すシステムが問題なんだとしたら。2011/07/22

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