出版社内容情報
文豪は恋をし、小説を書いた。
柴門ふみは小説にツッコミを入れ、愛を知る。
徳富蘆花、三島由紀夫、山本周五郎、吉行淳之介、村上春樹ら全24人のベストセラーを、「恋愛論」の著者である柴門さんが、「恋」の観点からひもといた文学・文豪論。イラストやゆかりの地情報も入り、お得!
内容説明
妻や愛人や自分探しや病気やらでけっこう忙しかった文豪たち。彼らが残した名作、24作品を柴門ふみが「恋」の観点からナビゲート!!これからの人生の課題図書を予習する、目からウロコの文学エッセイ集。
目次
『友情』武者小路実篤―恋は“妄想”で、愛は“想像力”
『こゝろ』夏目漱石―エゴを超えたところのお天道様の道理に沿って生きよう
『雪国』川端康成―人生は虚しい。でも性欲は肯定する
『舞姫』森鴎外―出世をとるか、女をとるか。男は一度では決められない
『風立ちぬ』堀辰雄―サナトリウムの美少女との純愛
『或る女』有島武郎―魔性の女とは、傍迷惑な自己チュー女のことである
『真珠夫人』菊池寛―男も女も、人の純情を踏みにじってはいけない
『金色夜叉』尾崎紅葉―男の純情を踏みにじった女を、フラれ男は一生許さない
『斜陽』太宰治―自滅するか、常識外れの無垢な大胆さで生き抜くか
『たけくらべ』樋口一葉―色街界隈に住む子ども達の、やんちゃな日常と苦い恋〔ほか〕
著者等紹介
柴門ふみ[サイモンフミ]
1957年1月19日~。徳島出身。お茶の水女子大学卒。1979年「クモ男フンばる!」(少年マガジン)でデビュー。「東京ラブストーリー」はテレビドラマ化され、大ブームを巻き起こす。以後の作品のほとんどが、テレビドラマ化されている。「P.S.元気です、俊平」で第7回講談社漫画賞受賞、「あすなろ白書」で第37回小学館漫画賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
ケイ
みつき
わんつーろっく
ロマンチッカーnao