内容説明
10年前の連続殺人事件を模倣した、新たな殺人事件。そして県警を嘲笑うかのように打たれる犯人の予想外の一手。鋭い推理と地道な捜査を続ける県警捜査一課の澤村は、上司と激しく対立し孤立を深める中、単身犯人像に迫っていくが…。ベストセラー連発の著者が放つ、新境地の警察小説。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そのぼん
56
王道の刑事ものといった感じでした。過去の事件なんかも絡んできて、なかなか楽しめました。そんなに登場人物の濃さはないけれど、刑事ものとしては今野敏の作品とも通じるところもありそうな気がしました。2013/06/18
達ちゃん
47
澤村シリーズ初読ですが、これは当たりでした^^。ちょっと訳ありの過去を持つ刑事と犯人の息詰まる攻防。なかなかの読み応えでした。次も行っちゃいます。2018/10/16
ユザキ部長
36
〜かも知れない?が、ズバズバ当たってくのが不自然。犯人側も、よくご存知で。申し訳ないけど、面白いのか?これ?シリーズもんだけど読まないなぁ。珍しく肌に合わなかった。2023/08/24
さなごん
26
ドキドキしながら読んだ。途中犯人はわかったが、それがどう動くのか今度はそれが気になった。澤村は男の美学みたいなとこがあった2016/10/02
ゆみねこ
22
歪を先に読んでしまってからこっちへ。澤村の「最高の刑事になる」ことの意味が判明。刑事として優れた資質を持ちながらドロップアウトした男との対決。スリリングで面白かった。2012/08/26