クローズド・ノート

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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048736626
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

私の部屋に置き忘れられた一冊のノート。はじめは手に取るつもりもなかったのに。そのノートを開きはじめたとき、私の平凡な日常は大きく変わりはじめる―。『火の粉』『犯人に告ぐ』の俊英が贈る、2006年最初にして最高の物語。携帯サイトでの連載時から感動の声が続々。100万アクセスを突破した、切なく暖かい恋愛小説。

著者等紹介

雫井脩介[シズクイシュウスケ]
1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年に第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』でデビュー。05年に『犯人に告ぐ』で第7回大薮春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

157
にやけずに読むのが難しい本ですね。特に後半。2015/08/16

ダイ@2019.11.2~一時休止

117
心温まるストーリーで良かった。伊吹先生に教わってみたい。2014/05/14

納間田 圭

96
表は…万年筆のうんちくをトッピングしながら、マンドリン部の天然な女子大生の恋話し…「ともしび」という恋人リュウが描いた絵の前で、同じ名前のロシア民謡をマンドリンで弾くこととなるが 裏は…新任女子教師の生徒達との交流と、タカシとの淡い恋の話し…お別れ会で生徒から「翼をください」の大合唱をもらった彼女は、お返しにと歌う…「時代」 その表と裏を繋いでいるのは、前の住人が置き忘れた一冊のノート…はじめは読むつもりはなかったが、ふと寂しさに襲われた主人公はそのノートを読み始めてしまう…その後には…きっと泣けるし2015/10/13

taiko

77
教師を目指し勉強している大学生の香恵は、マンドリン部に所属し、その活動に励んでいた。 彼女の一人暮らしの部屋のクローゼットには、前住人の残したノートが眠っている。… じんわり暖かく、優しい物語。 主人公の香恵にとても良い印象を持ちながら読みました。 途中からは、先の展開が読めますが、それさえも先が気になる題材となり、一気読みです。 著者の実姉さんの実話に基づき着想した作品とのこと。 お姉様もきっと喜んでいることでしょう。 万年筆にはあまり含蓄がないため、調べながら読みました。 万年筆にも興味津々です。2019/05/30

めぐ

65
とても素敵な物語でした。素直な気持ちで読める本。読書って良いもんだなぁと思わせてくれる本です。万年筆についてのうんちくが長すぎとの意見もありますが、私は知識欲を満たしてくれるので嬉々として読み、安い万年筆を買って来ようかなどと考えています。物語はひねりもなく想像した通りに進みます。アパートに置き忘れた先住者のノートを発見し読んでいるうちに共感したり感情移入したり。ノートの持ち主はとても一生懸命で暖かい優しい人だけれど恋愛に自信が持てずに悩む、同性から見ても愛すべきひとでした。優しくて切ない本でした。2017/11/25

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