金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048733625
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

横溝正史に捧ぐ、九人の作家が綴る金田一耕助アンソロジー。飄々とした雰囲気を持ちながら、難事件を解決に導く名探偵・金田一耕助が、現代作家の手でいま、甦る。

内容説明

もじゃもじゃ頭にぼんやりした姿、しかし、誰よりも鋭く、心優しく犯人の心に潜む哀しみを解き明かす。ミステリ史上に燦然と輝く名探偵に現代気鋭の作家が挑む―珠玉のアンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yanae

75
タイトルが間違いなく面白そうということで、手に取りました。かといって、乱歩の原作を読んだことはないんですが…(笑)持っている知識としては、ドラマ化されたものをみたもので、スケキヨさんの白い仮面と池から出た足…。(ひどすぎる)ですが、なんとなくの独特の世界観にひたりたくて読みました。重厚!二段組で読む量もさることながら、どれもきちんと世界観をだしているもので。金田一耕助をパロディ化したものから、本人(?)が出てくるようなものまで。個人的に有栖川さん柴田さんの作品が面白かったです。2018/12/14

まる

55
金田一耕助、実はドラマしか見たことがなく、知識不足のためオマージュがわからずきっと面白さ半減なんだろうな…と思いつつ、それでもじゅうぶん面白かったです。真面目にミステリーしてたのもあれば、ヒューマンドラマめいたものや、パロディに走ったものなど、色々なジャンルを楽しめました。金田一シリーズが読みたくなりました。中でも好きだったのは「鳥辺野の午後」チクリと痛みが走るような話でした。2016/04/05

yumiDON

48
書いている方が豪華すぎて、何とも贅沢なアンソロジーで、濃密で幸せな時間を過ごせました。個人的な好みでは、小川さんの「愛の遠近法的倒錯」、管さんの「雪花散り花」、服部さんの「松竹梅」がお気に入りです。小川さんはおどろおどろしく、まさに横溝世界。管さんは陰惨な事件なのにどこか風流で雅やかな雰囲気がありました。これシリーズになってたら読みたい。服部さんは、どろりとした人間関係を鮮やかにミステリーにしていてよかった。2016/10/25

sora

33
おどろおどろしい金田一探偵のような話かと思いきや、違っていてある意味ほっとして読みました。やっぱり作者の個性って、色濃くでるんですねぇ。金田一定食を食した感じです。いろどりよくあって楽しかったです。2015/04/19

ハッチ

23
★★★★★有名作家が金田一耕助をモチーフにしたアンソロジー。何気にとった本だが、結構面白かった。軽く読めるミステリとして良かった。2015/10/29

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