シティ・オヴ・グラス

シティ・オヴ・グラス

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784047911789
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

ニューヨーク、深夜。孤独に作家のもとにかかってきた一本の電話がカフカ的世界への彷徨の幕をあける。アメリカ新世代作家の一人として、いま最も注目を集めるポール・オースターの第一作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryuko

20
【第3回ガーディアン必読1000冊チャレンジ】推理小説家のクィンが、間違い電話から、ある男の見張りを引き受ける。毎日散歩する男を見張ってニューヨークの街を歩き続けるクィン。シティ・オブ・グラス、ガラスの街か。大都会に生きる人間の孤独、存在の不確かさが描かれていると思う。2015/07/28

マッピー

4
オースターのデビュー作は、日本ではミステリ扱いだったようです。 探偵が謎を追う話だから? 探偵はいません。 いるのは依頼人と、探偵に間違われた作家と、探偵に間違われた作家に間違われた作家だけ。 謎はあるけど、解決はありません。 「もしもし?ポール・オースターさんをお願いします。」 クィンはオースターになりすまし、毎日父親を尾行し、行動の意味を探る。 では、なぜこのような間違い電話がかかってきたのか? 言語の研究を極めた父親の、行為の意味は? ピーター・スティルマンおよび彼の妻は、信頼できる依頼人なのか? 2015/03/16

Ryosuke Tanaka

1
また言葉をめぐる神学SFミステリ未遂。作中で解説されるドン・キホーテの語りの構造を模倣するメタ・フィクショナルな構成を取りつつも「身も蓋もない」状態には陥らず、緊張度の高いミステリ的な展開がテクい(こんなテクい本書く人と思っていなかった)。素敵な散歩小説でもあるとおもった。余談だがエッセイ集のThe Red Notebookはこれを意識していたのか。2016/01/05

ゆりっぺ

0
2000年6月21日

けん

0
これラダーだよな?ここでいいんだよな?2009/11/26

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