ビームコミックス<br> 大人スキップ 〈1〉

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¥748
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ビームコミックス
大人スキップ 〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047344877
  • Cコード C0979

出版社内容情報

遠いはずの「将来」は、目覚めたらやって来た。日野希子、14歳、中学2年。事故で眠り続けていた彼女は、目覚めると40歳になっていた! 中身は子供のまま、見た目は中年になった希子。果たして「いい大人」になれるのか……っていうか、「大人」って一体何だ!? 『ママゴト』(NHKBSでドラマ化)『私を連れて逃げて、お願い。』の著者が、大人になり損ねたすべての人たちへ贈る、不条理にして奇跡的な突貫成長コメディ、スタート!

松田 洋子[マツダ ヒロコ]
大阪生まれ、広島県福山市育ち。初めて描いた作品『薫の秘話』が第27回ちばてつや賞大賞を受賞し、95年『モーニング』でデビューする。以降、『秘密の花園結社 リスペクター』『人生カチカチ山』『まほうつかいミミッチ』『相羽奈美の犬』などの作品を幅広い媒体で発表し、2003年刊行の『赤い文化住宅の初子』は、2007年にタナダユキ監督により実写映画化され大きな話題を呼んだ。なお『ママゴト』は、第15・16回文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品に選出されている。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フロム

6
天才と言っていい漫画家である。強いて瑕疵を言えば悪意のある人間や狂人の描き方に距離感を感じるのは作者本人の人生経験。つまり受けてきたダメージの強さのせいだろう。受けた経験が強すぎて客観視できないのだ。その点を差し引くと漫画史に残る傑作をその内描くんじゃないかと予感させる凄い作品。 コナン君だってせいぜい高校生が小学生になった程度なのに本作はいきなり中年。漫画家としての思い切りの良さすなわち才能の差は歴然である。オレのちっぽけな寿命なんて幾らでもやるから凄い作品を描いて欲しい。そこまで期待させる作品である2021/08/23

長野秀一郎

6
14歳の少女・キコは事故で昏睡状態になり、目覚めたのは26年後。40歳になっていた。彼女の運命はいかに。というのがあらすじ。若返って人生やり直しという作品は多くあるが逆はあまり読んだことないので新鮮。名手・松田洋子らしくオトナコドモの主人公をはじめキャラが皆生きている。本巻では精神が14歳のままなのでキコが酷い目にあいすぎなのだが、友人(?)クロケーの存在が救いだ。巻末でキコはいろいろ失ってしまったが、これは「何かを得るには何かを失わなければならない」ということだろう。キコの今後に期待を込めて評価4+2017/08/07

ぴよ子

5
中学生のキコは、自宅での事故で26年間眠りっぱなし。病院で目覚めたら40歳だった!もういい時代すっとばして中年とか、きっつい設定!しかも頭は中学生のままだから手相占い師に騙されてお金もとられてしまう。それをすべて受け入れてくれるのがクロケイ。同じくらいの年齢で、キコを前向きに叱咤激励してくれる。2017/12/11

タマキマタ

5
これまたなんというヘビーな設定…。「将来」ってそういえば何だっけ…と、リアルおばさんは考えてしまいました。2017/04/04

ひとみ

5
事故で昏睡状態にあった希子が26年後に奇跡的に目覚める。心がバブル末期の14歳のまま肉体が40歳になってしまい、心と体のバランスの取れない希子は身元引き受け人になってくれた重い過去のありそうなおばさんのフリーター・くろけーと同居を始めるが…。怖い設定だが希子のおぼこい性格のせいか表面上はそうはならず程々にのほほんとしているので作者の他の作品に出てきた「面倒な10〜30代を飛ばして早く老人になりたい」を体現しているのかと思っていたら、最後の展開でえらいことになった。続きとくろけーとの関係が気になる。2017/03/05

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