角川選書
証言・昭和の俳句〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033344
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0392

内容説明

戦前、戦中に青春時代を過ごし、昭和の歩みに自らの歩みを重ねてきた一流俳人の証言集第二弾。本巻ではシリーズ最年長の中村苑子をはじめ津田清子、古沢太穂、沢木欣一、佐藤鬼房、深見けん二、三橋敏雄の七名が登場。聞き手に人気女流俳人の黒田杏子を迎え、実体験に基づくエピソードが肉声で語られる。出会いと別れ、挫折からの脱却、やがてそれぞれが拓く俳句の境地とは―。俳句史上究極のノンフィクション。

目次

第7章 津田清子
第8章 古沢太穂
第9章 沢木欣一
第10章 佐藤鬼房
第11章 中村苑子
第12章 深見けん二
第13章 三橋敏雄

著者等紹介

黒田杏子[クロダモモコ]
1938(昭和13)年、東京生まれ。東京女子大学心理学科卒。「夏草」同人を経て「藍生」を創刊主宰。第一句集『木の椅子』で現代俳句女流賞・俳人協会新人賞、第三句集『一木一草』で俳人協会賞受賞。俳句研究賞選考委員。日経新聞・「小説現代」・「淡交」等の俳壇選者
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感想・レビュー

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かみしの

9
小学校の頃、日本で最も悪い法は治安維持法であると学んだ。当時は何故かわからなかったが、いろいろ勉強するにつれて徐々にわかってきた。京大俳句事件も治安維持法が生んだ悲劇の一つだ。まさかそんなところまで飛び火するとは。それにしても俳句界、しょっちゅう戦っている。師弟が。同人が。男女が。俳句界は全然耽美な世界じゃなかった。普通の文学界と遜色ない。素敵だと思った。「ものを見なさい、見つけなさい」という俳句における格言は心に留めておきたい。遠いと思っていた俳人にぐっと近づける本だった。高浜虚子が師匠とか燃える。2013/10/16

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