角川選書<br> 巨大古墳と伽耶文化―“空白”の四世紀・五世紀を探る

角川選書
巨大古墳と伽耶文化―“空白”の四世紀・五世紀を探る

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784047032354
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0321

内容説明

大成洞古墳群をはじめ韓国伽耶地域の発掘調査によって、百済と新羅に挾まれた古代伽耶の小国家群の実像が明らかにされつつある。日本と韓国の最新の研究成果をもとに、“空白”の4世紀から、巨大古墳に象徴される「倭の五王」の時代まで、古代朝鮮半島と倭の関係を東アジア全体の構図の中で解明する。

目次

1 講演(4・5世紀の東アジア―楽浪・帯方2郡陥落以後;4・5世紀代の金官伽耶の実像;古墳文化と渡来人の役割;伽耶と倭―人と文物の交流;巨大古墳―目で見る王権;加耶史の展開と倭;河内政権について)
2 討論(金官伽耶―王国の興亡と北方騎馬民族;伽耶の円形銅器―“空白”の4世紀の日朝関係;巨大古墳の出現―“首長”から大王へ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

讃壽鐵朗

2
1992年に行われたシンポジウム記録だから、今やかなり古いはずだが、NHKの特別番組「任那日本府」を見てもそれほど問題が進展した感じはしない。 結論的には、日本が伽耶地域に国の一部を所有していたことは否定され、頻繁な交流があったために日本の文化的遺物が見いだされると言うことだろう。 諸処に、韓国の学者が政治的解釈を取り入れているのが目立った。

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