内容説明
われわれにとり、日々の営みのなかで何が最上の幸福であるか。また、善き友とは―あるいは苦悩し、あるいは歓喜する仏陀を身近に捉えて、仏教者の信仰とよろこびを考える珠玉の随想。弟子や在家信者との問答、説法、エピソードなど、人間としての仏陀の姿が平易な文章のなかにも奥深く語られている。
目次
1 仏陀の日々(歓喜;願貌;睡眠;世尊;よく隠れるものがよく生きる ほか)
2 仏陀の説法(仏陀と娑羅門;末利という経;春祭;東園鹿子母堂のこと;竹林精舎のことども ほか)
3 仏陀の弟子たち(ラーダ〈羅陀〉;サーリブッタ〈舎利弗〉;マハー・カッサバ〈摩訶迦葉〉;アーナンダ〈阿難〉;詩人比丘ヴァンギーサ〈娑耆沙〉 ほか)