内容説明
新興国アダルシャンには、王権を守護するという宝剣がある。剣の名はハルシフォン。先頃、皇女ユスティニアと結婚した、戦神の誉れ高い王弟アレクシードに下賜されたものである。だが国王ユーゼリクスの剣となるべき英雄には、現在も黒い噂がつきまとう。果たして彼に、王の守護者たるべき資格があるのか、と。そんな折、アダルシャンと隣国との間に、国境の領土問題が発生して…？「アダルシャンの花嫁」に続編登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨ヨ＠感想後まわし；
5
確かに続編を作るのに取っ掛かり難かったと思う。しかしこの兄弟は解りづらいなぁ。政治的利用されたくない弟を自分はしてるし。そんな中姫さんが１番だな。子供だということで許されてる点もあるだろうけど、堂々と自分を持ち保っている。喧嘩シーンがお気に入り。2012/02/03
ちょび
1
夫婦よりも異母兄弟との絡みが多かった。この二人には何か言葉では表せない絆がある…。兄が弟には強気なのにアゼリアには滅法弱いのが微笑ましい。2011/05/29
さらら
1
前巻は王族兄弟の「差」がテーマの一つなのかと思いましたが今巻は「同」がテーマなのかなと。サーマイルの件もいろいろ片付いて良かったです。2011/06/06
こんこん
1
姫様とはいったいなんだったのか、というほどに旦様様引き続きメイン。これがまたしっかりといい話であるだけに、姫様にもっとこう、なんかいい目を……やはり10歳には厳しいのか……2011/05/13
末森咲夜
1
前作では10歳なのに、聡明さが目立っていたユティが子供らしくて可愛かったです。新婚夫婦も（別の意味で）微笑ましいです。見事にすれ違ってる異母兄弟の関係が気になります。今後の展開はハードになりそう？【個人蔵書・新刊購入】2005/05/06
