角川文庫 角川スニーカー文庫
されど罪人は竜と踊る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 359p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044289010
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

森羅万象を統べる究極の力、咒力。それを自在に操る咒式士二人組。ひねくれ者のガユスと非常識極まりない美貌の狂戦士ギギナは、事務所の財政難を解消すべく、いつものように役所の下請け仕事を引き受けたのだが…待っていたのは900歳になろうかという巨大竜。しかもそいつを倒したのがまずかったらしい。皇国を揺るがす大陰謀劇に強制出演となってしまった!第7回スニーカー大賞受賞作(『されど咎人は竜と踊る』を改題)にして、傍若無人のテクノマジック・ノベル誕生。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

19
酒に酔った父からくだを巻かれる時に決まった悪態しか聞かなくて「もうちょっとバリエーションはないんかい・・・」と思っている者としてはあそこまでバリエーションのある悪態が描かれた作品は新鮮でした。科学満載の魔術世界で愛すべきひねくれ者や一種の情熱家が大多数を占める中で竜の高潔な精神とただ一つの存在を愛した真摯さに図らずしも切なくなってしまったじゃないか、ちくしょうめT-T2010/11/08

ミツ

10
10ページ読めば文体に慣れた。雰囲気を楽しんだ感じ? 会話が楽しい。2019/01/13

牛歩

5
ひねくれた小説だ。剣、魔法、ドラゴンというファンタジーの超定番を用いておきながら、描き出される物語はその記号が持つお約束を蹴散らして展開する。文章も素直に読ませない。ルビを打ち、説明が挿入され、「リーダビリティなんぞクソくらえ」といった抵抗感が終始つきまとう。なぜ、ひねくれているのだろう。それはキャラが、とりわけ主人公2人がひねくれているからだ。対峙する世界に幻滅し、毒づきながらも生きるには、ひねくれるしかない。さもなくば気が狂う。(※欄へ) 2012/01/22

kei

4
ガガガでも出てるシリーズの角川版を 人を選ぶ作品ですが、後のを考えればまだ狂気や人格破綻者やクズは少なめ まだ作者が物書きになれていないせいで読みにくい箇所も多いがそれでも惹きつける魅力と言うか魔力はたっぷり2011/12/05

どろこ

4
これほど重く、めんどくさく、かつこれほど魅力的な小説には出会ったことがありません。2010/10/30

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