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内容説明
一之黒亜梨子の前にその“虫”が現れたのは、親友の花城摩理がこの世を去った直後だった。触角が四本ある銀色のモルフォ蝶は、なぜか亜梨子から離れようとせず、時に異形の長槍と化してまで亜梨子を守ろうとする。いったいなぜ?亜梨子は“虫憑き”を監視する極秘機関“特別環境保全事務局”から送り込まれてきた少年・薬屋大助とともに、その答えを探し始める!輝く銀槍が永遠に刻む、それは最高で最悪のガール・ミーツ・ガール。
著者等紹介
岩井恭平[イワイキョウヘイ]
1979年生まれの水瓶座。茨城県水戸市在住。第6回角川学園小説大賞にて優秀賞を受賞、『消閑の挑戦者 パーフェクト・キング』でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろりん
4
ふゆほたるさんも強いけどモルフォ蝶さんもかなり強いな。ムシウタの戦闘シーンはかなり好き。話の流れでいったら摩理がどっちを選んだのかは確定しそうなのですが、亜梨子の幻覚を考えると一体どっちになったんだろう。本編だけではなくて、bugの方でも色々謎がありそうですね。大助は先生の系統の虫憑きなのに、先生が大助には会ってないって記述も気になる。先生と初季が会ったのもこの話の前なのか後なのか。多分後だと思うのだけど。大助は思ったより詩歌ひとすじで、なんか可愛かったw2014/05/07
パレット
3
再読。掘り返してゆく物語。bugと本編どちらからまたどのような順番で読んでいくのかというのはなかなか難しいところであり、またこれを難しくしているのはどのような構成であるのか抽象的に引っ張り取れないかなとたまに考えてみて特に結論は出さない。2012/10/28
gawa
2
9/10。本編の2年前を描く過去編シリーズ。ストーリーを追うだけでも面白いし、主人公以外の本編キャラクターの過去も見ることができる。刊行順に読んでいるので、病院でのあの人物の登場にはテンションが上がった。考えるよりも先に行動してしまう亜梨子のまっすぐさ、強烈な二面性を持つ摩理が最期にたどり着いた願い、過去編でもムシウタは読ませる作品だった。2015/10/28
タタリ
2
星★★★ ムシウタシリーズ完結に伴い再読。やっぱ本編でもキラキラしてるアリスみたかった。2014/05/11
ちか
2
本編の前の話。いろいろ謎なところをこれから読んでいくのが楽しみです。2013/10/31