角川文庫 角川スニーカー文庫<br> 円環少女(サークリットガール)〈2〉煉獄の虚神(上)

電子版価格
¥550
  • 電書あり

角川文庫 角川スニーカー文庫
円環少女(サークリットガール)〈2〉煉獄の虚神(上)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044267049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

魔法を無効化する人類が住まうゆえ、幾千もの魔法世界から「地獄」と蔑み恐れられる地球。元の世界での罪のため地球へ堕とされた少女魔導師・鴉木メイゼルは、魔導師協会の敵と戦い続ける過酷な刑罰を受けていた。その地球へ、相似魔法世界を壊滅に追い込んだ高位魔導師グレン・アザレイが降り立つ。己の「正義」を貫くため、たったひとりで協会に戦いを挑む男に、魔導師たちは次々と屠られてゆく!灼熱のウィザーズバトル第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

29
1巻は物語の設定、世界観が特殊だっただけに説明が多く読みにくさもあったけど2巻は大分マシになった。今回はラスボス級の存在グレン・アザレイ登場回。浅利ケイツという小物魔導師はなんか嫌いになれないキャラでした。女の子として守られるのではなく魔導師としての誇りに生きようとするメイゼルと普通の少女としての幸せを願う仁。二人の願いが衝突しメイゼルが大きな決断をしたわけですがグレンとの戦いはどうなるのか次巻が気になりますね。2014/08/08

ツバサ

13
メイゼルの強さは諸刃の剣のような気がして、仁が過保護になるのは分かる。思い違いが解けたら良いな。2018/03/12

クロウ

12
2巻にしてこの設定量かと多少ビビりつつも、1巻に比べたらいくらか読みやすくて良かった。自分の未熟さに悩むメイゼルと、メイゼルを危ない目にあわせたくない仁の思いのすれ違いが、最後大きな決断を招いたけれど、これが下巻でどう展開していくのか楽しみ。2015/03/27

シュエパイ

12
鴉木と寒川の、まだまだ全然仲良しさんじゃなかった小学生の教室風景が、今はとっても遠く懐かしいのです(いや、SとMの関係性は一緒か・・・?)。ドブネズミのように逃げ回る小物な犯罪者・ケイツとの邂逅に、幾つもの"相似"が重なりだした巻。助かった、と思ってしまった瞬間の、誇り高い少女の絶望と慟哭が胸に響くのです。2013/07/09

あなほりふくろう

12
まだメモ必携だけど約束事は随分減ったし、その分ストーリーや人物描写が充実してる。「神に近き者」グレン・アザレイと「協会」の攻防、メイゼルの魔術師としての責務、尊厳と仁への思慕。強気で無邪気なふるまいの中に見える、好きな人と対等でいたい(むしろ「せんせを守ってあげる!」)という想いを可愛らしく感じ、ああこれがメイゼルスキーって奴かと納得。「ああ、助かった」での自分に対する許せなさ。そして決別。グレン滅茶苦茶強力だし(分子レベルで相似、とか無敵じゃないの!?)、二人の行方を心配しつつ、続く。2013/04/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/570316
  • ご注意事項