- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 角川スニーカー文庫
内容説明
「人類は滅亡に向かう因子をもつ…そして、その時は来た」エリスをかばい兇銃に倒れたチャマーは、死を目前にした昏睡の中、ひとつの予言を受ける。時空を超え活動する“機構”という組織を名乗る老人は、破滅を阻止できるのはチャマーと無敵艦隊提督マイドの2人だけだと宣告した!自分の心を殺し非情の作戦を敢行するアウトニア最後の王子チャマー。彼が胸に秘めた切ない決断とは!?サイドストーリー6本収録の拾遺録第2巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浮草
3
外伝はやっぱりいいねぇ。本編では語りきれない裏事情。トーダとマリリン姐さんが特に良かった。2018/08/17
Humbaba
3
ただ生き延びることを目指すのではなく、自分の生き方を肯定できるような選択をする。その結果によっては、自分の人生がそれで終わりになるかもしれない。そのようなリスクは承知の上で、子どものために生き恥をさらすこと無く、誇れるような道を選ぶことも一つの生き方と言える。2015/09/19
Humbaba
3
身を呈してまで自分の命を救ってくれた,何よりも大切な人.そんな彼が,仕事を再開したときには完全に別人になってしまっていた.彼は,何よりも大切な人のいる世界を守るために,公私の内の私の部分を捨てさってしまった.2012/01/05
和尚
3
こんなところで時空のクロス・ロードとリンクするとは。前にカレーネタで少し出てきてたけどさ。それぞれの脇役たちのちょっとした外伝を読むのは楽しいな。2011/08/14
Humbaba
2
こうした方が良いということは分かっていたとしても、指示無く動くのはためらわれる。行動することの責任を理解しているからこそ、独断専行はできない。そのような状況で危険を理解しながらも動ける人間こそ貴重だが、そのような貴重な人間は少ないからこそ貴重と言われる。2017/01/05