出版社内容情報
北海道・小樽を舞台に繰り広げられる、前代未聞の猟奇殺人事件。稀代の怪人の名は「堕天使」!現代を代表する11人のミステリー作家が挑むリレー小説!
内容説明
北海道・小樽を舞台に繰り広げられる猟奇殺人。新聞社に恐怖のビデオ・テープを送りつけた稀代の怪人の名は“堕天使”!!この怪人は一挙に男女十数名を惨殺し、ウエディング・ドレスを着せた死体を日本各地にばら撤いた。しかもバラバラにした死体を縫合針で繋ぎ合せて…。必死の捜査を嘲笑うかのように、“堕天使”は密室殺人を敢行し、さらに空中に雲散霧消するなどその妖術を披露する。警察を手玉に取る怪人“堕天使”の正体とは―。現代を代表する11人のミステリー作家による、前代未聞のリレー本格推理小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
72
愛川さんの根津愛シリーズで何度も紹介されていた11名のリレー長編。これを打ち合わせなしに出来るってすごい。特に芦部さんはこじつけにしても凄すぎる。2014/10/18
文花
13
もともと、リレー小説や、アンソロジーなどは読めない性質(たち)でしたが、何故か、読めるようになったので、買ったはいいが、積ん読してた本を片付けるつもり。最大の収穫は、芦辺拓さんを見つけた事。また、好きな作家が増えました。2023/12/27
紅葉
13
11人の作家さんによるリレー小説。前に読んだ前夜祭は学園物でそれなりにまとまりがあった気がするけど、今回は人数も多いしかなりハチャメチャな展開があったりで全く先が読めない。だから余計に楽しかったです♪作家さんってホントすごいんですねぇ~!みんな好き勝手に楽しみながら書いたんだろうな~最後まとめた芦辺さんはお見事です!!作家さんが自分の話しの後の展開を予想して、見事にみんなハズレてるのも笑えました♪こういう企画、またやってもらいたいです。2014/01/21
み
12
ほとんどが好きな作家さんだったので、ぶつ切りには楽しめました♪筋はどこに向かうのか予測すらできず疲れました。2014/04/07
ミーホ
11
新世紀「謎(ミステリー)」倶楽部第2弾!11名の作家によるリレー小説。作家間での相談、打ち合わせは一切なしで進んでいくハチャメチャミステリー。伏線らしき枝葉がいろんな所に及ぶ中、ラストの芦辺先生がポイントを繋ぎ合わせ、いらぬ枝は容赦なく伐採(回収)して終結させた所で拍手喝采したくなった。ミステリーとしてのストーリー云々より、どう終結させるのかでハラハラドキドキ(笑)いやー楽しかった!!!この無謀なる試みに臨んだ先生方に拍手!!!2014/01/20