角川文庫<br> ロウソクの科学

角川文庫
ロウソクの科学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 180p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043127016
  • NDC分類 430.4
  • Cコード C0143

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どぶねずみ

31
化学の実験の講義録。口語調で書かれているから、難しく感じないし、実際に行われた実験も中学や高校の化学の授業で行われたような基礎的なものばかり。化学が好きだった私にはとても楽しく懐かしい思いでいっぱいになった。高校では迷わず化学を選択したら、なぜか一番履修した人数が少なくて、幸いにも毎回実験ばかりの楽しい授業、買わされた白衣を着ながらリケジョ気取りだったなぁ(笑) 化学実験について文章で触れたのも30年ぶりだけど、化学が好きだったなら楽しめる内容だね。2019/12/04

チャー

8
一本のロウソクの火を通して科学の良さをわかりやすく伝えたファラデー氏の講演をまとめた本。記者はクルックス氏であったようですが、自然現象を理解してその意味を考えることの大切さと素晴らしさを思う講演者の熱い思いが伝わる良書です。講義自体はイギリスの王立研究所でおよそ150年前に催されたもので、その時代の生活に身近であった素材「ロウソク」を用いて、燃焼、酸化などを説いています。本書はクルックス氏が記したものが翻訳されたもので、約50年前に記されている。2020/12/13

まじぇすた

7
科学(化学)実験の講演記録だが、文章による説明に限界を感じる。特に気体を扱う実験なので何がどうなっているかよく分からない。やっぱり実験は目で見ないとよく分からないよ。。。そんなわけで、ファラデーの腰の低い丁寧な人柄だけはよく分かった。存在価値の高い本らしいが、読み易いかと言えば否である。2016/08/31

たかしくん。

7
名著と言われてますが、うーん、文系の私には、これでも、あまり頭に入りませんでした。残念。また、再読します。2012/04/06

マーブル

5
ロウソクがいかに燃焼するのか、その仕組みをていねいに明らかにしていく。王立研究所で行われた講演を記した本書は、科学分野の古典的名著として、そして近々ではノーベル賞受賞者の発言から話題となっている著作である。 その場で講演を聞いているのではないので、文章を読んでいるだけでは分かりにくい部分もあるのだが、それでも聴衆に興味を持たせ、それを維持し、しかもひとつひとつステップを踏んでより高度な段階へ話題を転じていく構成は素晴らしい。  ファラデー自身が持っていた自然への畏敬の念がベースにあるからだろうか。 2019/10/22

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