角川文庫
和をもって日本となす〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784042471011
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0198

内容説明

これば、“文化摩擦”に関する本である。すなわち、日本とアメリカのあいだに存在している亀裂を、ベースボールというスポーツを通して描いたものだ。われわれアメリカ人にとって、異なる文化を理解することがいかに難しいものか、とりわけ日本というまったく異質の文化がいかに理解し難いものであるか―ということを、知ってもらうために書いた本なのである。

目次

1 赤鬼伝説
2 日本野球伝
3 日本野球考
4 和をもって野球となす
5 応援団は叫ぶ
6 サンドイッチにされた男
7 熱血漢奮戦記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イケタク

3
もう何回目か分からないくらい読んでいるが、相変わらず面白い。日本という国の独特の考え方が本当にうまく描かれている。外国人の描く日本人論ってどこかピントが外れているのだが、これはそんなことはない。野球が好きではない人でも一読して欲しい一冊。2016/12/23

Gen Kato

2
再読。30数年前の著作なのでデータは古い(というか、登場する選手たちがとにかくなつかしい)ですが、外国人に対する「壁」は変わっていないなと昨今の相撲などを見ていても感じます。2015/04/06

SU

2
野球が好きな人には面白いと思います。2014/04/22

アンゴ

2
野球に興味あれば面白い。日米貿易摩擦の渦中に米国人に日本理解を助けるため”野球”を切り口に考察した日本論の翻訳本。上下巻あるが面白すぎて一気読み。米国人視点からの日本野球界論理的批評は、ピリッとした諧謔も効いて十分説得力がある。上巻では赤鬼伝説で昭和の黒船ボブ・ホーナー騒動やガイジン選手の通訳の労苦、日本野球草創史を取り上げ、少なくとも客観的には外から見た日本野球のここが不合理というのが良く分かる。登場する日米選手もまた懐かしい。日米問題を考える時、日本人が日本を客観的に捕らえる不朽的良書。2012/10/14

イケタク

1
日本という国を野球を通じて分析する文化の本だ。外国人選手の対する考え方や接し方など今では少し変化した面もあろうが、納得できるところも多々ある。応援団の項目や通訳の項目などは特に面白い。が、傑作はやはりホーナーの話。和を第一とする日本のチーム、社会に溶け込むことができず大金を捨ててアメリカに帰った元メジャーリーガーの「逸話」は何度読んでも面白い。

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