角川文庫<br> 鬼神の血脈

角川文庫
鬼神の血脈

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041857045
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

文楽界の名門・松上家の御曹子である九四郎が、何者かに刺殺された。現場には“オニ”という血文字が残されていた。事件後、姿を消した美貌の内弟子・鬼若に疑いの目は向けられるが…。同じ頃、取材で大分県国東半島を訪れた雑誌記者・成見有介は、そこで先祖の代から脈々と“鬼神”を信仰し続ける百目鬼一族と出会う。そこには九四郎殺しの謎を解く鍵が隠されていた…。「鬼神」の盟約を信じ破滅してゆく、呪われた一族の妄執と悲哀を、耽美色豊かに描きあげた伝奇ロマンの傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

11
すごく面白かったんだけど、解決してないよなあと思う。2014/06/07

ネムル

3
思ったより耽美色のある文章ではなかったが、正統的な伝奇ロマンの佳作ではあるか。呪われた血族、刺青、地底の牢獄……といい感じに道具立てがそろっており、ミステリ的な構成のキラリとひかる。2010/03/14

ぶっくlover

2
含みを持たせた終わりかたが、嫌だなぁ…2018/08/19

あまねあこ

2
面白かったけど、最後に「で、結局どうなったの?」と問いたくなってしまいました。 なんとなくこのまま行って、またすっごく先の未来に同じようなことが繰り返されるのかな? そんな風に思った一冊。2014/08/19

まゆき

2
うがちすぎかもだけど、作者がなぜ小説を書くのかということと、小説家として仕事をしていくこととの乖離があったのかなと思わせる一作。今までの作品と比べても構成に工夫がされているしラストも面白い。けれど榊原さんが今まで打ちこめてきた「思い」は、この作品には読みとれない。それでも作品としてはよく出来ている。そこに何とも言えないものを感じます。2010/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/475442
  • ご注意事項