内容説明
放送局に入社した武田光司は、型破りの伝説的な営業マンとして実績を上げた。だが、サラリーマン生活にあきたらず、友人の勧めで独立を果たし、自転車の輸入販売を始める。当初は失敗が続いて苦悩するが、持ち前の明るさと根性で踏ん張り、たび重なる困難を乗り越えていく。やがて販路として開拓したイトーヨーカ堂の信用を得て、その成長と共に事業を拡大、ベンチャー企業を見事に育て上げる。夢の実現に全力で立ち向かう男のロマンと、イトーヨーカ堂の伊藤雅俊会長をはじめ、人との得難い出会いを描いた力作長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Carlos
43
起業することは皆できるけどそれを維持することは大変。主人公の部下に対する言動には時代を感じる。2024/01/14
ニックス
13
「ホダカ」という埼玉に本社を置く自転車会社の話。内容はこの会社の社長の一代記だった。日本の成長期、会社もともに成長していく姿が、私にとって眩しくワクワクした。星3.52022/08/20
Hideto Takahashi
7
マウンテンバイク等の自転車製造販売会社ホダカの操業社長を主人公とした実名小説。ラジオ局のトップ営業マンから転身して全くの畑違いの自転車の販売に関わり、独立や多くの人との出会い、失敗を重ねながらの成長劇。ビジネスマンを前向きにさせる一冊。2012/07/03
Taro
5
熱いですね!!とにかく、前を向いて突き進む姿に共感を覚えます。全くの専門分野外から、一から会社を築き上げていく生き方。タイトル通り勇気を貰えます。2012/10/22
仔羊
5
男のロマンかといわれると、何とも言えないが率直感じたことは、あまりにも波に乗った経営だったなと思いました。基本、こういう話に絶望的な修羅場は無いのですが…2010/06/29