内容説明
JRと道路公団に届いた脅迫状。それは四億円を支払わなければ、クリスマスに大清水、関越両トンネルを爆破するという犯行予告だった。折しも同一犯の手によって、天城峠と湯沢で爆破事件が起きたばかりであった。一連の事件解明のため、十津川警部が越後湯沢に駆け付ける。巧妙な手口で捜査陣を翻弄する犯人たち。果たして十津川は、怜悧狡猾な犯人を捕らえることができるのか?雪の越後を舞台に繰り広げられる、傑作長編ミステリー。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。トラベル・ミステリーで活躍
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
118
トンネル爆破で、あれ、これ読んだことあるのかなと勘違いしました。 爆弾を使った危険な犯人。 殺人事件もあります。 現代社会にありがちな犯罪に十津川警部がどう立ち向かうかがいいところでしょうか。 どうして十津川警部は冷静なのでしょうか。 西村京太郎の憧れなんだろうなと思いました。2014/05/26
hime
10
久しぶりの西村さん(両親が昔、よく読んでいたので、学生時代に私も片っ端から読んでいきました) 内容の感想でなくて恐縮ですが、句読点が多い(特に点の間隔がとても狭い…?)ことへのちょっと違和感がありました。もちろんストーリーは面白かったです。2012/08/18
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
4
平成16年 2月20日 初版2020/02/12
あきさん
0
最初のトンネル爆破とゴンドラ爆破がどう関連するのかと思いましたが、なるほどそういうことかと・・。最後は少し切ない結末でした。2016/10/01
kenkou51
0
長編 中盤のコントロールルームを犯人たちが占領するという発想は面白かった。ただ、結末が微妙。2013/04/30