棘の家

個数:
電子版価格
¥1,815
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

棘の家

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月05日 18時11分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041122587
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

穂刈は、クラスで起こるいじめに目を反らすような、事なかれ主義の中学教師だった。
しかし小6の娘がいじめで飛び降り自殺をはかり、被害者の親になってしまう。
加害児童への復讐を誓う妻。穂刈を責める息子。家庭は崩壊寸前だった。
そんな中、犯人と疑われていた少女の名前が何者かにインターネットに書き込まれてしまう。
追い込まれた穂刈は、教育者としての矜持と、父親としての責任のあいだで揺れ動く……。

内容説明

「あんたは、父親か、教師か、どっちなんだ」穂刈は、クラスで起こるイジメから目を逸らすような、事なかれ主義の中学教師だった。しかし小6の娘がイジメで飛び降り自殺を図り、被害者の親になってしまう。加害児童への復讐を誓う妻。穂刈を責める息子。家庭は崩壊寸前だった。追い込まれた穂刈は、教育者としての矜持と、父親としての責任のあいだで揺れ動く。そんな中、犯人と疑われていた少女の名前が何者かによってインターネットに書き込まれ―。娘がイジメを苦に飛び降りた。中学教師でもある父親は、崩壊する家庭を守るため、学校と闘うことを決意する。俺たちは“被害者”か、“加害者”か。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。2009年「さよならドビュッシー」で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、翌10年にデビュー。緻密に練り上げられたストーリーと意外性のあるラストで人気を博し「どんでん返しの帝王」の異名を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まちゃ

233
中山作品にしてはシリアスなタイトルだなあ、が第一印象。棘の残るラストでしたが、先が気になり一気に読める社会派ミステリーでした。中学教師・穂刈慎一は、元小学校教師の妻・里美、中2の息子・駿、小六の娘・由佳の四人家族。由佳の自殺未遂、駿の殺人事件への嫌疑。被害者と加害者の立場に翻弄され、疑心暗鬼に陥る家族の姿。2022/08/12

いつでも母さん

217
『家の数だけ棘がある』と作者が謂う。家族の数だけ棘があった。この穂刈家はこれで大丈夫なのか?元に戻った訳じゃないよね。息子が警察から帰って来た時の妻と娘の満面の笑みに違和感があった。心の棘を抜くのが良いのか、抜くのは誰なのか?夫であり父である穂刈が担うのか?家の中では教師ではいられない。棘は棘のままでそれが楔となって自重するかもしれない。もう一つの当事者、大輪家の棘は抜く前に化膿したのだろう。何とも後味の悪い読後感だった。2022/06/20

yumimiy

207
イジメを題材にした小説は一体どんだけあるか、本書もその内のひとつ。読了後、人類共通であるイジメの正体を考えてみた。やっぱ辿り着くのは、人間だからー感情動物だからー自己防衛だーとなると結局、人間たるものは性悪説が有利か。う~ん、ヤだなこの思考。とは言え昨今の異常な犯罪ニュースを目にすると性善説とは、単に繕う意味に思える。性善説が絶対なら防犯カメラは何を意味するんだ。さて、感想だが、中学教師の娘がイジメによって自殺未遂。そして殺人事件が起きた。被害者家族と加害者家族の崩壊を痛々しく描いている。棘は応急処置せよ2023/05/14

修一朗

194
いじめの問題と学校の無責任体質を取り上げているけどもそこまで突っ込んでいるわけではなくバラバラ家族のお話。SNSによる誹謗や教師の事なかれ主義とイロイロと言及しているけれど表面的だし人物も造形がボンヤリしていて薄味だ。殺人事件なんかにせず,もうちょっとリアリティある展開にしたらもう少し重厚なストーリーになったかも。 2022/09/29

モルク

172
中学教師の穂刈は妻と子供二人の四人家族。穂刈が担任するクラスでいじめ問題が…なんとも煮え切らない穂刈。小6の娘由佳がいじめにより自殺未遂する。そしてネットでは加害者、被害者双方の情報が拡がっていく。さらにいじめの中心であった少女が殺され長男に容疑が…。被害者と加害者の立場が逆転するも、マスコミ、ネットの騒ぎは増すばかり。家族の気持ちもバラバラになってしまう。なにもせず保身に走る学校、教師、脆い家族の絆。この家族は一件落着しても元に戻ることはできるのか。なんとも後味が悪い…2022/08/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19644202
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。