最後の鑑定人

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最後の鑑定人

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041111673
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です」
「最後の鑑定人」と呼ばれ、科捜研のエースとして「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめた男・土門誠。ある事件をきっかけに科捜研を辞めた土門は、民間の鑑定所を開設する。無駄を嫌い、余計な話は一切しないという奇人ながら、その群を抜いた能力により持ち込まれる不可解な事件を科学の力で解決していく。孤高の鑑定人・土門誠の事件簿。
『永遠についての証明』『水よ踊れ』で業界の注目を集める新鋭が正面から挑む、サイエンス×ミステリ!

内容説明

科捜研のエースとして「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめた男・土門誠。ある事件をきっかけに科捜研を辞めた土門は、民間の鑑定所を開設する。無駄を嫌い、余計な話は一切しないという奇人ながら、その群を抜いた能力により持ち込まれる不可解な事件を実験データから読み解く。ある日、殺人事件の被告人を調べた二種のDNA鑑定が持ち込まれる。一方は被告人が犯人であることを示し、他方は彼が犯人でないことを明らかにしていた。客観的な情報から土門は衝撃的な仮説を導き出す―。

著者等紹介

岩井圭也[イワイケイヤ]
1987年生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年「永遠についての証明」で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

240
犯罪捜査における科学鑑定に『科捜研の女』のような派手さは一切ない。ひたすら犯行現場の微細な遺留証拠を収集分析し、隠された真実を解き明かすのが仕事だ。このため鑑定人が主人公のミステリは鑑定で即座に犯人が判明すればつまらないし、わからなければ無能者となる。この難問を解決するため、本書では優秀な鑑定人土門が暴く犯人の意外な動機に重点を置く。どの犯人も土門の突きつけた証拠に抗し切れず自白するが、自身も心の傷を抱えていたのが浮かび上がる。創作上の苦心は認められるが、小説としては先が読めてしまうパターンが残念だった。2022/11/10

いつでも母さん

210
高倉さんの作るハーブ水が気になって仕方がない(笑)岩井さんの新作を面白く読んだ。これはもうシリーズ化決定ですよね?(願望)絶対にその後の鑑定人・土門を知りたい。「噓をつくのは、いつだって人間です。」ですよね・・(汗)2022/10/03

みっちゃん

178
彼に鑑定できないものは他の誰にもできない。そう言わしめる「最後の鑑定人」民間の研究所でありながら、捜査が暗礁に乗り上げてしまった案件が持ち込まれる。「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です」無表情でぶっきらぼうな物言いの下に実は熱い正義感と思いやりを秘めた人物であること、警察を辞める事になった7年前の事件の真相も読み進めるごとに明らかになっていく。依頼人に「ハーブ水」を飲ませてその反応を伺う助手のキャラも話に彩りを与えている。これ1冊で終わるのは余りにも勿体ない。ぜひ続編も読みたい。2022/12/12

のぶ

160
かつて警察の科捜研で“最後の鑑定人”と呼ばれていた土門誠を主人公にした短編集。そんな彼が警察を辞め民間の鑑定所を開いた。そこに訪れる依頼人。依頼の内容がまず変わったもので、どの物語も興味深く楽しむ事ができた。ただ、この土門という人物、性格的に変わっていて一筋縄ではいかない。これが本作の魅力の一つ。いったん依頼を引き受けるとその行動は綿密で、鑑定の裏側まで見る事ができてとても面白かった。それとあまり表には出なかったが、この鑑定所で働く高倉という女性のキャラも魅力的。もっと知りたいことが多く今後に期待したい。2022/08/14

レモングラス

152
科捜研のエースだった土門誠。現在は民間の鑑定所、土門鑑定所を開設している。短篇4遍どれもよかった。引き込まれるように読み、読み終えるのがもったいなくて中盤から読むペースを落とそうとしたが、読み始めると眠れず、深夜まで読んで読了。土門の淡々とした言葉は読む者の心に冷静さを取り戻させる。なぜだか癒される。読んでいるうちに事件を俯瞰し、考えるようになる。そして読書を離れ日常に戻ると、いつもより落ち着いた自分がいることに気づく。技官の高倉、土門の元妻、刑事‥登場人物のことをもっと知りたくなる。まだ読みたい気分。2023/03/10

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