角川文庫<br> 己惚れの記

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角川文庫
己惚れの記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 403p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041092798
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「俺は見境をなくすほどに己惚れている」。侍の世も終わりに近づいた天保年間。たとえ愚か者と罵られようとも、己の信じた道を貫き通す男がいた。誰よりも武士らしくあろうとした男の、手に汗握る一代記!

内容説明

この俺が、殿をお助け申し上げる―。無実の罪を被り遠島に処せられていた物集女蔵人が、やくざ者の与十郎とともに島を抜け出した。江戸に舞い戻った蔵人は幕府改革を目指すかつての主君水野忠邦のため、己の誇りを賭けた闘いに臨む。武士たちが凋落しつつあった天保の世において、信じられるのは己の志だけだ。あきれるほどに己惚れ、どこまでも忠義を貫こうとした男たちを描いた、最もアツく、最も美しい時代小説!

著者等紹介

中路啓太[ナカジケイタ]
1968年、東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得の上、退学。2006年、『火ノ児の剣』で第1回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し作家デビュー。10年、『己惚れの砦』(文庫化時に『己惚れの記』に改題)で第31回吉川英治文学新人賞の候補に。15年、『もののふ莫迦』で第5回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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