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出版社内容情報
男が手にしたのは人の胎児・エムブリヲ。切なさの中の暖かさ、珠玉の一作。旅本作家・和泉蝋庵の荷物持ちである耳彦は、ある日不思議な"青白いもの"を拾う。それは人間の胎児であるエムブリヲと呼ばれるもので…。迷い迷った道の先、辿りつくのは極楽の温泉かこの世の地獄か───。
山白 朝子[ヤマシロ アサコ]
原著
屋乃啓人[ヤノケイト]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
6
蠟庵先生との珍道中、と見せかけての付き人がすぐやめる件の回収に入っていく流れ、胎児との日々、人間まともをやろうと思い立ったところで、それゆえに絡みとられる宿業の糸とでも言おうか、時代設定も相まって朧ながらも揺らがない「確からしさ」がある。一本の作品として収束していく物悲しい引き、3話でまとまっている不思議な作品。原作譲りの文章で怖気も感じる瞬間がある。内容面でも気になってくる原作本は表題作を含み9本も短編が入っているらしい。この密度の内容であと8本分も奇譚が残ってるのか、その点にもゾッとする感じはあるね。2022/05/23
ころはむ
2
原作積んだまままずはこちらを。導入編として良かったと思います。小説を読みたくなってきました!耳彦がろくでなしですねー杜子春を思い出します。絵で見る分には愛らしいですが自分が実際エムブリヲを見た時にどう感じるか興味が湧きましたね(`・∀・´)2019/02/11
たるひ
1
私はハードカバーの表紙に一目惚れしてエムブリヲ奇譚を読んだので、絵があまりにも違いすぎて買おうか迷った…描いている人が違うから当たり前なんだけれど。あと私の想像とは雰囲気とかそういうものも全然違ったような気がする。2017/06/23
emopit
0
奇譚も奇譚! 面白かった!2023/08/25