MF文庫J<br> ラブと貪食の黒戮呪剣(コルドリクス)

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MF文庫J
ラブと貪食の黒戮呪剣(コルドリクス)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040681160
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

吸魂力の変わらない、ただ一つの魔剣です。

幼い妹弟のために汚れ仕事をすることで日々の生計を立てていた盗賊のジント。その日も外れの旧い街道で仲間のゴロツキたちと共に獲物を待ち構えていたのだが、そこに現れたのは大剣を背負った少女だった。彼女の背負う禍々しい大剣。それはなんと、人の魂を贄にする呪われた魔剣だった……「うう、ジント、おなかすいたぁ」「今は我慢しろ!」……のだが「おなかすいた。もーだめ」「あとちょっとだから黙ってろ」……なのだけど「ねぇ、何か食べ物~」「頼むからあらすじだけでも真面目にやれ!」チビ盗賊×腹ペコ女騎士の二人で贈るドタバタ魔剣ジャーニー、ここに始ま『ぐぅ~

内容説明

幼い姉弟のために汚れ仕事をすることで日々の生計を立てていた盗賊のジント。その日も外れの旧い街道で仲間のゴロツキたちと共に獲物を待ち構えていたのだが、そこに現れたのは大剣を背負った少女だった。彼女の背負う禍々しい大剣。それはなんと、人の魂を贄にする呪われた魔剣だった…チビ盗賊×腹ペコ女騎士の二人で贈るドタバタ魔剣ジャーニー

著者等紹介

宮澤伊織[ミヤザワイオリ]
秋田県出身。『僕の魔剣が、うるさい件について』(角川スニーカー文庫)でデビュー。『神々の歩法』で第6回創元SF短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T.Y.

20
盗賊の下っ端の少年ジントは、旅の少女ティラニアの持った魔剣により心臓の半分を奪われてしまう。そのまま行き倒れたティラニアを助け、盗賊団を追われて共に旅をすることに…。作者のシリアス作品の傾向として展開、戦闘、心理描写とあっさり目だが、独特のドライさに味がある。人間を辞める運命と付き合う主人公も変わらぬ主題。何より主人公とヒロインが食う-食われるの関係というのが見所で、食欲という情念に突き動かされ翻弄されながら、それが力となり絆となり、人間性と理性の礎にもなり得る。過酷さもさっぱりした味で楽しく読めた。2016/02/27

サイバーパンツ

18
ティラニアの魔剣と腹音がうるさい件について。今作は割と王道な剣と魔法のファンタジーで、宇宙ヤバイの方面を期待すると肩透かしをくらうかもしれない。とはいえ、本書も設定の使い方が上手く、斬った者の魂を喰らう魔剣コルドリクスの性質を上手く利用した最後のバトルなんかは捻りが効いてて、なかなか面白かったし、主人公ジントの知恵を使った戦いの緊張感も良かった。まだ、旅の始まりのようなので、ジント・ティラニア・コルドリクスの三角関係をバチバチさせながらのんびり続けて欲しい。2016/03/19

真白優樹

15
幼い弟妹を育てる為に盗賊をする少年が禍々しい大剣を持つ少女に出会い始まる物語。・・・その剣先はいつでも狙っている。ヒロインがいきなり主人公を殺しかけるという割と衝撃な展開から始まるこの物語、何だかんだ面倒を見てしまう少年が色々と微笑ましい。そして色々迷惑をかけてしまう腹ペコ少女も何だかんだ曲者、でも内心では寂しさを抱えており二人が何だかんだドタバタしながらやっていく物語となっている。・・・常に命の危機を抱えてしまったこの状態でどこへと向かうのだろうか彼らは。果たして剣は折れるのか。 次巻も楽しみである。2016/02/27

サキイカスルメ

14
ジント男前だなぁ。盗賊の下っ端ジントと心臓を奪う魔剣コルドリクスの使い手ティラニアのお話。少し殺伐としたラブコメかな。殺されるかもしれないのに、ティラニアをなんだかんだ見捨てられないジントが好きです。ツンデレお兄ちゃんですね、わかります。最後には覚悟を決めてカッコよかったかと。マトリはじめ妹弟達が、可愛かったのでもっと出て欲しかったかなぁ。ティラニアは腹ペコな印象が強いですが、生い立ちも複雑そうですね。お話自体はあっさりめで読みやすかったです。続きが出たら読みたいな。2016/03/04

ツバサ

12
主人公とヒロインの関係性が良いね、次巻からはもっとイチャイチャしそうだから期待する。2016/04/02

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