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内容説明
高校に入って最初の春休み。余命一週間と宣告された“たまらん”こと玉木走太。幼馴染の親友三人から「生まれてきてよかったと思えることをしまくろう」と提案され、みんなでがむしゃらに遊びまくる。そして七日目、三人が連れてきたのはたまらんの憧れる学校一の美少女・月形嬉々。気を利かせて二人きりにされてしまい、思わず緊張するたまらん。夢のようなひとときは瞬く間に過ぎ、たまらんは嬉々と最期のキスをする―。だが誤診！！再びみんなと、何より嬉々と会える！と喜ぶたまらんを、しかし嬉々は超過激に冷たくあしらうのだった。えっ？なんで！？そして始まるたまらんの多角関係青春ラブコメ『たまらん！』お待たせ！！
著者等紹介
比嘉智康［ヒガトモヤス］
１９８４年生まれ。北海道生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
62
余命1週間という「たまらん」の診察が誤診だった事から始まるドタバタら青春ラブコメディが開幕です。個性的なキャラクターたちによる複雑なまでの恋模様と疾走感のある展開に気が付けば読了していました。よくあるドタバタラブコメをこんなトンデモ作品に仕上げるとか流石は比嘉さん。キャラ、展開共に濃ゆすぎる。ページをめくっていけば行くほど作品の深みにハマっていきますね。イラストも素晴らしいし、こいつはたまらん！この複雑な恋模様がどうなるのか、今後の展開が楽しみですね。次巻が待ち遠しい…2015/05/23
よっち
48
余命一週間と宣告された「たまらん」が、幼馴染三人の計らいで憧れの美少女月形と最期のキスをするも、なぜか誤診が判明してしまうドタバタ青春ラブコメディ。わりとテンポの良くストーリーが進む中、平凡ないい人たまらんが月形さんや幼馴染たちの秘めた恋心や事実に感化され協力を約束してゆくうちに、気がついたら巻き込まれてゆく片思いだらけの複雑な関係。章が変わると新事実が判明して登場人物の印象もまた変わったり、ここから誰がどう動いてどういう結末を迎えるのか、男女六人の恋と友情の行方がとても気になりますね。次巻が楽しみです。2015/05/22
とら
45
正に『多角関係青春ラブコメ』であった。完全に状況説明というか導入部って感じだけれど、既に面白い。この一冊に伏線とかが沢山貼られてるであろうと考えると、これからの展開の期待感は止まらない。主人公が余命一週間宣告を乗り越えてきた、という経験がまず前提としてあるのが、凄い。人生一度きりしかないんだから精一杯やるべきだ、とかいう台詞を良く聞くが、そこらへんの薄っぺらい物語なんかより、説得力が違いすぎる。一回死んだようなものなのだから。まるで戦争から帰ってきた兵士たちと似たような境遇。無気力にならない分まだ良いか…2016/02/15
いーたん
43
セカンドオピニオンって大事だね！ってこの作品はそーゆーことじゃない？でも、まぁ、読了後、いや、読書中からずっとそんな感想を抱いておりました（苦笑） 多角関係青春ラブコメ。ラブコメ色が強く、どのキャラも個性的で面白かったのですが、まだまだこれからの作品ですね。彼ら彼女らの想いは何処に向かっていくのか、これだけの多角関係だとシリアスな場面は避けて通れないであろうから、この先が楽しみでもあります。どのキャラにも肩入れせず、多角関係を俯瞰しながら楽しみたいとも思います。2015/06/10
まるぼろ
38
体調不良で病院に行った折に余命一週間と宣告されてしまった玉木走太だったが、その一週間の内にひょんな事から片思いの相手、月形嬉々にキスをせがみ実際にキスしてしまったが後に病気が誤診と判明し…と言うお話。見事に多角関係片思いラブコメと化していて面白かったです。何かもうそれぞれが退っ引きならないくらい一途に相手の事を片思いしていてどう話が進展していくのか余り想像出来ませんが、とても先が楽しみな作品だったと思いました。個人的には女性陣の思いが通づる様な結末になって欲しいですかね…？ｗ ともあれ次巻も楽しみです。2015/06/03
