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内容説明
皇士帝タイサイの池袋襲来。幼なじみの杏に続き、新たに皇士の剣皇となった光義は彼女と共にそれを打ち破る。しかし、狂気に支配された光義は皇士剣で杏の胸を貫いてしまう。杏の命がけの呼びかけにより、正気を取り戻した光義だが、待ち受けていたのはさらに残酷な真実だった。そんな中、全長1キロを超える剋獣・近衛種ベヒーモスの関東接近が観測され、東京では獣人テロ組織“八雷”が暗躍する。杏を戦わせたくない光義と、彼の身を案じる杏は望まぬ形で心をすれ違わせてしまうのだが…。世界の運命に翻弄される、英雄の少女とその幼なじみの物語。風雲急を告げる第2巻。
著者等紹介
八薙玉造[ヤナギタマゾウ]
1979年生まれ。大阪芸術大学卒業。第6回集英社スーパーダッシュ小説新人賞にて、『鉄球姫エミリー』で大賞受賞。『焦焔の街の英雄少女』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
14
前巻の気になる引きから始まった2巻。光義の異変が明かされ、近衛種ベヒーモスの襲来、テロ組織《八雷》の暗躍など休む暇なく戦いへ身を投じていく2人の剣皇。そんな中でもお互いを思いあう2人の関係がいい。最後に3人目剣皇が敵側に登場し光義達がピンチになった所で今回も終わらせているので次巻がどうなるのか気になるな。2014/09/26
こうづき
5
大変なことになっちゃった一巻ラストから、えらいこっちゃな真実を経て、また大変な引きに……。杏ちゃんがやっぱり可愛すぎる。主人公もいい男だ。主人公のイラストがカラーもモノクロもかっこかわいい感じで好きです。次巻も怖いけど楽しみ。2014/11/26
nawade
5
★★★☆☆ 1巻の衝撃的結末から繋がる2巻。光義の身に一体何が起きたのか?その原因が彼を、そして杏を苦しめる。そこに獣人テロ組織八雷の暗躍が加わり三つ巴の戦いに。苦悩する杏、足掻く光義、彼等を支える桔梗と咬み合わないところも含めて上手く描写されている。そして、今巻の結末もなかなか卑怯。読者を掴んで放さないという作者の意志が伝わってくる。2014/09/23
わたー
4
★★★★★前巻ラストの衝撃的な終わり方から直接続く今巻。光義の異変、なぜ生還することができたのかの理由付けがしっかりと為されていてよかった。また、互いを思いやっているからこその考えのすれ違いや衝突はまさに王道で燃える展開だった。自分が弱いことを自覚し、それでもなお、大好きな女の子のために闘う。熱い展開で興奮した。ラストの引きは今回もズルくて、3巻を買うしかない。というか早く発売してほしい。2014/10/05
長月みー
3
「僕はもっと、もっと強くなってみせます!見ていてください。カラスキさん。」(^o^)フラグ回収しないなら俺がするよ!これ杏ちゃん怪我回復することなく終わるパターンのやつやで!笑いどころ少なかったですし。次巻で終わったら嫌ですよー。2014/10/18