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内容説明
共に手を携えながら、復讐の階段を登り始めた亡国の皇子シリュウと“白銀の聖女”エトラ。武勲を重ね、フィガロ魔皇国内におけるエトラの皇位継承の序列が上がった矢先、二人を待ち受けていたのは、序列上位の王子たちによる皇帝オルドネスへのクーデターだった。王子たちに付くか、オルドネスにつくか、その決断によって二人の野望の成就は大きく左右することに。だが、クーデターの混乱で離れ離れに陥った二人が選んだのは、決して交じり合うことはないそれぞれの選択肢。そして「輅機」の火力が唸りをあげ、炎と混乱が魔皇国の首都を包むとき、エトラの「神代の詩」が哀しき代償の果てに目覚めようとしていた―リベリオン・サーガ、破滅への第二幕!
著者等紹介
新見聖[ニイミヒジリ]
第9回MF文庫Jライトノベル新人賞にて審査員特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
4
第二皇子クロードと第四皇子ローランがクーデターを起こす。鎮圧のためエトラも招集される。大願のためには、叛逆者の皇子達に付くのか皇帝オルドネスに付くのか。しかしそこでシリュウとエトラの選択は分かれ……。そして、得られつつあるエトラの「捧貢」。どこまでが計算なのか分からない語りが、今回は駆け引きの描写として結構効果的に書けていた。信頼の揺らぎという危機を経てシリュウとエトラの絆に帰着する筋も良し。ただし、戦闘シーンは厳しい。擬音が無いのもいい効果には繋がってないなあ。味方として再登場のディーヴァがいい感じ。2014/09/15
ギンレイ
3
【仇をなす】 権力争いの反逆劇。 かなり面白かった! 今回は内乱ということでその首謀者の討伐に向かいます。 さっそくピンチの演出があって簡単には行かず、しかもその後流動的な展開が待っていたのでページを捲らせる力が強かったです。 1巻でちょっと変だなーと思っていた表記とかも改善され、ラストのところでの引きも良く、次も期待したいところです 評価は ★★★★★★★★★☆ 9個星です!!2015/01/06
しぇん
2
展開が早いですね。後1,2冊で完結しそう。継承権上位陣によるクーデーターの話でしたが、皇子達など今一つわからないまま退場してしまった感がぬぐえないです。一巻で退場したと思ったディーヴァがしつこく頑張っていましたが。後、気障な文章は相変わらずですね。2014/05/04
ぺてがり
2
帝王を目指すヒロインと主人公がクーデターを起こした他の皇子を倒すお話でした。お話の展開はなかなかスリリングで、黒幕の出し方も丁寧な感じでそれなりに楽しめたと思います。ただ、戦闘シーンはちょっと盛り上がりに欠けるかなとも思いました。なお、順位が高い3人の皇子がこの巻であっさり消えたところや、巻末で主人公の友人が最後の敵となるであろうことを指し示したことを鑑みると、このお話の先はあまり長くないのかなと思ってみたりです。2014/04/29
うたて
1
二巻もやっぱり好きな部類でさくさく読めたけど一桁皇族がざっくり減っちゃったし仲間になりそうなのは七位?の女の子くらいだしどっか別の国にも実は天使に触った奴がいた、みたいなことしないと人材足りなくなっちゃいそう。2014/06/18