出版社内容情報
里山といえば、「田んぼ」と「雑木林」。「里山の自然」シリーズは、それらを季節や年月による変化とともに、臨場感をもって感じてもらう全2巻のイラスト絵本です。田んぼも雑木林も、どちらも人間が作物や燃料などを得るためにつくった人工的な自然ですが、その環境にすっかり適応した生きものもいます。しかし、近代化で日本人の生活が大きく変わり、里山の環境の消失とともに、そこに依存してきた生きものは急速に姿を消しつつあります。
『田んぼの1年』では、一昔前の田んぼを舞台に、田起こしや草刈り、水入れ、田植え、稲刈り、はざがけといった季節ごとの作業や風景、そこでくらす生きものたちの移り変わりを、色鉛筆のやさしい風合いのイラストで描いています。田んぼでおこなう仕事の概要の紹介や、田んぼの生きものの図鑑も収録しています。
内容説明
この本には、少し昔の里山の田んぼの1年の風景が、季節ごとに、色鉛筆のやさしい風合いのイラストでえがかれています。たくさんの生きものでにぎやかだった、昔の田んぼに遊びにきた気分で楽しんでください。
目次
春(米づくりの前;水路そうじ ほか)
初夏(田植え;水遊び)
夏(生長;夕暮れ ほか)
秋(落水・稲刈り;はざがけ ほか)
冬(冬枯れ;日だまり)
著者等紹介
瀬長剛[セナガタケシ]
1952年、東京都生まれ。東京農業大学造園学科卒。庭園や公園、緑地などの造園設計コンサルタントを本業とする。近年は、昆虫などの生きものがあたりまえにいる風景を目指して、地元の県立観音崎公園で在来野草の保護増殖とともに生きものに配慮した環境づくりの活動をしている。京都造形芸術大学非常勤講師。観音崎自然博物館植栽管理アドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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