偕成社ワンダーランド バク夢姫のご学友

柏葉 幸子【作】/児島 なおみ【絵】

偕成社（2012/07発売）

• サイズ A5判／ページ数 192p／高さ 22cm
• 商品コード 9784035403906
• NDC分類 K913
• Cコード C8393

出版社内容情報

五月（さつき）がであったのは、誤配されてきた、イノシシの変種！ではなかった、ほんものの夢を食べるというバクだった。名前は夢姫。バクのやんごとなきお姫さま。なんだかいつのまにか五月は夢姫のペースに乗ってしまう・・・しかも、ふたりは不思議な館に迷いこみ、そこで、得体のしれない生き物たちとつぎつぎに友達になっていく。ちょっぴりミステリアスな物語。

【著者紹介】
岩手県に生まれる。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』で日本児童文学者協会新人賞受賞。『つづきの図書館』で小学館児童文学賞受賞。ほかに『とび丸竜の案内人』『大おばさんの不思議なレシピ』など画家児島なおみ氏とのコンビのファンタジーが多い。

内容説明

五月があずかったのはイノシシの変種みたいなバクという動物。しかも五月はそのバクと一緒にミステリアスな屋敷にまよいこむ…小学校高学年から。

著者等紹介

柏葉幸子［カシワバサチコ］
岩手県に生まれる。東北薬科大学卒業。『霧のむこのふしぎな町』（講談社）で、日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』で産経児童出版文化賞、『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞

児島なおみ［コジマナオミ］
神奈川県葉山町に生まれる。米国Ｒｈｏｄｅｓ　Ｃｏｌｌｅｇｅ卒業。絵本『空とぶおばあさん』（リブロポート）でＡｍｅｒｉｃａｎ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ　ｏｆ　Ｇｒａｐｈｉｃ　Ａｒｔｓ絵本部門賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[深青]

不思議な間違い電話から始まる大冒険。ちょっとお高くとまったバクの夢姫と五月は、ちょっと変なお屋敷に迷いこんでしまう。そこで待っていたのは…。夢姫にちょっとイラっと来た部分はありましたが、屋敷で出会ったプップと黒雲の角の一人と4匹で繰り広げた劇は面白かったです。夢姫の素直になれないけど、友達になりたい！と主張した台詞も好き。一人よりやっぱり皆で色々な思い出を共有したいですよね。最後は暖かい気持ちになれるお話でした。

2015/09/27

[anne＠灯れ松明の火]

柏葉さんの新作。タイトルを見て、どんな話なんだろう～？とワクワク。イノシシの変種かと思ったら、バク。そのバクの名前が夢姫。そして、主人公の五月は「あなたは夢姫さんのご学友ですか？」と言われちゃう(笑)　夢？の世界へ迷い込んでアタフタする五月と妙に落ち着いている夢姫の迷コンビ。さあ、あなたも、このコンビと不思議な世界へＧＯ！

2012/08/06

[雨巫女。@新潮部]

《私-図書館》バクの夢姫は、お嬢様だなあ。幸せになるといいなあ。

2021/09/03

[マツユキ]

五月は、間違い電話がきっかけで出会ったイノシシの変種と、別の世界の、不思議な屋敷に迷い込み…。夢姫、こんな性格だったのか。なんだかんだで、奇妙な仲間たちと力を合わせる様子が楽しい。屋敷の主人の正体に、どきどき。自信はなくても、こんな自分を受け入れてもらうしかないね。良いラストでした。

2022/01/19

[はるき]

児童書の中で、不思議な世界に迷いこむシーンは毎度ワクワクする。ちょっと気の強い二人の女の子(！？)の冒険は適度に波乱万丈で良い感じだ。素直になれない友達同士みたい。最後が少し切ないけど、落ちが綺麗についたら満足する。鉛筆みたいな繊細な挿絵が加算３０点。

2015/10/12