出版社内容情報
こいぬのうーたんは、おばあちゃんのうちにクッキーを届けることになりました。自分の分のクッキーももらって出かけますが、道中、クッキーの匂いに気づいた友達が「ひとつ ほしいな」とやってきます。うーたんが「いいよ。おばあちゃんちについたらね」と答えると、それからもどんどんついてくる仲間がたくさん。さて、うーたんのクッキーはみんなに分けられるほどあるでしょうか……? 優しい水彩の色調で、絵の中のちょっとしたお話を読み取ることができる一冊です。ぞろぞろついていく子たちが、道中見つけた楽しみを一緒に見つけてください。
内容説明
こいぬのうーたんがクッキーのおとどけものをたのまれました。すると、いいにおいにつられて、みんながぞろぞろついてきて…。おつかいについてきたともだちはぜんぶで9にん、そして、うーたんがわけてあげられるクッキーのかずは…。おつかいの道中もたのしさいっぱい!すみずみまで絵をよむたのしさもいっぱい!3歳から。
著者等紹介
春田香歩[ハルタカホ]
1952年東京生まれ。大分育ち。1995年草木染めの仕事を独学で始め、草木染め工房を飯能市に設立。草木染め作品の個展多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
23
おばあちゃんちに届けるクッキーの匂いに惹かれてお友達がぞろぞろと後ろから。息子は途中で「クッキー半分こずつしないと足りないよね」と言っていたら、絵本の中でもそうしていました。息子は「やっぱりね!」と言っていました。2022/02/05
anne@灯れ松明の火
23
『だっこれっしゃ』が好きで、最近再読したところに、新作が出ると知り、とても嬉しい。今回は、犬の”うーたん”の おつかい物語。うーたん、責任感も、集中力もあって、すごい。お友達がいっぱいなのも納得。困った時の機転もきいて、最高~♪ 子どもたち、うーたんの後ろを ぞろぞろぞろぞろ歩いてみたくなるだろう。途中で、「どうなるのかな?」「大丈夫?」とドキドキも味わえて、最後のぞろぞろぞろぞろがもっと楽しくなった。優しい色使い、かわいいキャラクターは、子どもだけでなく、大人も癒してくれる #NetGalleyJP2021/09/04
spatz
12
刊行日 2021/07/07 やわらかいやさしい色合いは草木染めにつながるものなのか。子どもたちの、おおらかなきもち、いっしょにすごす時間がどれほど得難くきちょうなものか。わけあうことのよろこび。そんなものをかんじることができる。やさしくあたたかくおいしそうなお話でした。 #NetGalleyJP 2021/07/05
遠い日
7
以前#NetGalleyJPにて先読みしましたが、紙の本に出会えてもう一度。うーたんのお使い。おばあちゃんの家までクッキーを届けにいくことに必死で後ろのようすに気がつかない。ぞろぞろぞろぞろ、タイトル通り友だちの行列ができています。お使いの道々はもう冒険みたい。気分はうきうき、足も軽い。お花を摘んで、野いちご摘んで。いっしょに囲むテーブルは、春のパーティーそのもの。2022/02/06
遠い日
7
春のおつかい、楽しそう。子犬のうーたんがおばあちゃんちへ、クッキーを届ける道すがら、たっくさんのお友だちがぞろぞろぞろぞろついてくる。もうこれだけで、うーたんに仲よしさんがいっぱいいるのがわかります。おばあちゃんへのおみやげを、野原で摘むシーンは、お友だちみんなもわいわい楽しんでいます。持たされたクッキーをさっくりわけっこできるのは、いい関係だからです。おばあちゃんの機転もすてきだし、見てよ見てよ、テーブルの上のお花たち。すばらしいおつかいパーティーになりました!#NetGalleyJP 2021/07/09