朝日新書<br> 天皇家の宿題

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朝日新書
天皇家の宿題

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022731111
  • NDC分類 288.4
  • Cコード C0221

出版社内容情報

皇室はいま重度のシステム不全を、自ら解決する道を封じられている。女系天皇の何が問題か。なぜ雅子妃は公務と宮中祭祀から遠ざかったのか。お世継ぎ誕生は皇室を救うのか。天皇ぬきで日本は機能するのか。平成の天皇家の背負う「宿題」は私たち自身の問題でもある。皇室取材20年、数々のスクープを放ち、天皇家を最もよく知る新聞記者が、「奥の院」の内情に深く切り込み、鋭く問題提起する。

内容説明

菊のカーテンの奥で何が起きているのか。次世代の皇室像はどうあるべきか。昭和と平成の二代、二〇年にわたって皇室を取材し、数々のスクープを放った記者が天皇家の苦悩の知られざる核心に迫る。皇位継承はどうするか、宮中祭祀と伝統はどう守り伝えるべきか。国民のための象徴天皇制の将来を考えるにあたって必読の書。

目次

序章 「昭和」の残影
第1章 「平成流」の奥行きと危うさ
第2章 失われた声
第3章 伝統とは何か
第4章 東宮よ
第5章 皇位継承問題
終章 親王誕生

著者等紹介

岩井克己[イワイカツミ]
朝日新聞編集委員(皇室担当)。1947年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。北海道報道部、東京本社社会部などを経て、94年から現職。「『紀宮さま、婚約内定』の特報」で2005年度新聞協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

75
いま最も大きな宿題は皇太子の天皇即位の問題かな。いろいろ大変そうですね。2017/11/29

Humbaba

5
自分の発言の影響力がわかっているからこそ、うかつな発言ができなくなる。一方を立てるような発言をしてしまえば、公平性が保てなくなるために、どうしても無難な発言が多くなりがちであり、同じ言葉であってもニュアンスを汲み取るなどが必要になってくる。2014/04/15

sasha

2
女性天皇と女系天皇の違い。政治家でも分かってない人がいるようなので、本書を読んだ方がいいんじゃないか。本書発行は2006年だが、それ以降、現在まで愛子内親王の不規則登校など東宮家の心配のタネは増すばかり。妃殿下に至っては海外で静養すれば快方へ…なんて話もなかったかのよう。オランダ静養はなんだったんだろう。秋篠宮家に皇統を継ぐ親王殿下がお生まれになったのは喜ばしいことだが、次世代を考えると不安ばかりが増すようだ。2014/10/29

シグシグ

1
岩井氏が20年にわたって取材し皇室についてまとめた一冊。読後も菊のベールに包まれた皇室はまだ閉ざされたまま、理解にはいたらず・・・。だが、宮中祭祀についてはわかりやすく説明されており、説明後は皇室の在り方を読者に問いかけている。その他に祭事や皇位継承問題による典範改正についても触れ、知ろうとしない限り知ることが出来ない皇室をもっと理解したいきっかけとなった。2010/10/14

鈴木誠二

0
「だれも書けなかった皇室の真実」という帯は大げさでしょう。奥歯にものの挟まったような書き方が気になるが、皇室をとりまく様々な状況が分かりやすく描かれているのは良い。2015/12/05

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