内容説明
探検家、芸能者、そして犯罪者、それに異色の学者・思想家たちが一堂に合流。あのアラビアのロレンス、阪田三吉、阿部定、鶴見俊輔…。ターザン、寅さん、サザエさんらの彩りも。境界人が競い合う破格奔放な悲劇喜劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井上裕紀男
11
「なぜ」「えっ？」が連発する面白み溢れる巻。蘆原将軍・川島芳子・河口慧海、どこまで本当の話なのだろうか。すごいですね。 狂乱・交錯した方も多く、逸話の数々で一気にはなかなか読めません。肯定するわけにはゆかぬ事柄もあるし、考え方にも納得しづらい方もいますが、正しいことや事実はもともと人によって変わってしまうものだと教えられる。 キャラクターも収録されていますが、収められた方々の参考文献が気になります。後半生に読んでみたい。2024/01/07
