内容説明
同時代の熱とざわめきを盛りこんだ人物博物誌。どこを開いても人間にぶつかります。田中正造からヒトラー、ＪＦＫを経てビートルズまで、並外れた個性が続々登場。日本人２３人、外国人７７人―あなたは何人知っていますか。
目次
田中正造―立憲政体への幻滅から天皇直訴へ
ジョゼフ・ピュリッツァー―イエロージャーナリズムの元祖
ジクムント・フロイト―近代社会のタブーを解明
ラビンドラナート・タゴール―矛盾を矛盾として体現した生涯
森鴎外―都市空間への鋭敏な感性
ヘンリー・フォード―「私は万人のために自動車を作る」
マックス・ヴェーバー―「偉大なトルソー」の誠実な制作者
孫文―デンバーで接した辛亥革命の報〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井上裕紀男
10
聞いたことはある、の方オンパレード。改めて人生を少し拝見すると「本当？」と訝ってしまうほど凄まじい方が多い。 貧困・戦争・伝統が人を狂わせたり鼓舞したりする。 色々整備された環境に囲まれた現代人にはとても追いつけないけれども、良い所も悪い所もヒントが多い方々。ピュリッツァーについては、彼ならばSNSをどのように使うのだろう、と想像しながら読みました。良いツールがあってもうまく使えないのが私たち。 巻末がビートルズという挿話順位が面白いです。先日蘇って新録音したことには驚き。今も影響を及ぼす方が多い巻。 2024/01/13
スプリント
4
いわゆる偉人と呼ばれる人たち100人が掲載されています。95年に出版された本のため、現在では評価が一変している人もいます。2015/09/26
