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イラク戦争従軍記

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022578525
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0031

内容説明

命を賭けた従軍取材、その興奮と恐怖。記者がつぶさに目撃した「生」のイラク戦争。

目次

第1部 従軍ドキュメント(ナーシリヤに戻った日(四月一五日)
出発まで(二月下旬~三月九日)
クウェートのキャンプで(三月一〇~一八日)
攻撃開始(三月一八~二一日)
北上、ナーシリヤの激戦(三月二一~二五日) ほか)
第2部 従軍の日々で考えたこと(「従軍取材、自問の日々」について;ジムのこと;従軍ルール;従軍での暮らし;戦場での危険について ほか)

著者等紹介

野嶋剛[ノジマツヨシ]
1968年生まれ。上智大学新聞学科在学中に香港中文大学留学。92年に朝日新聞入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部などを経て、2001年7月からシンガポール支局長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のし

8
イラク戦争のありのままの体験を書いていて、以外なことが沢山あって興味深い内容だった。そのなかで、米軍の中では、太平洋戦争時の日本人はいまだに強敵とされているらしい。今の日本人が、過去戦争で亡くなった人を必ずしも皆が尊敬してしていないことにショックだという。外からみる日本にも興味深い内容です。ここまで記者が過酷と思わなかった。一に穴堀二に武器の手入れ三に食料。1割が緊張9割が退屈。知らないことばかりでした。2013/09/29

figaro

2
米軍に従軍した朝日新聞の記者が、米兵の視線を借りてイラク戦争を視た本です。戦争は「9割退屈、1割恐怖」、敵兵1人倒すのに弾薬数トン必要、戦車の走行400リットル/h等々、兵站が戦争の帰趨を決める=国庫を傾けるということに注視しています。「戦場に警告なし」命令に従わない民間人を容赦なく射殺するのも自爆テロから身を守るには仕方のないこと。興味深いのは、米軍が外国人の従軍記者を多く受け入れたことです。湾岸戦争の教訓から、一方的な情報提供では、国際社会から理解されないことを学んだのですね。2020/03/14

がんぞ

2
首都突入の直前、所属する朝日新聞社の厳命により離脱したわけで。社の上司は民兵中心の近代戦で海兵隊の担う最前線がどれほど危険か認識していなかったかもしれない。殉職もさることながら「正当防衛」で射殺などすることもルーティンで、それが誤認で民間人ということもよくある/戦争とは≪死んでも悔いない正義≫のためするもの。「太平洋戦争は絶対的経済力格差があるのに日本が勝てるはずなかった」とか言うが、ベトナムがフランスのちにアメリカと戦って勝ったのを見ても、シンガポール攻略直後なら「有利な講和」に持ち込めた可能性はあった2011/11/07

莉野

2
イラク戦争についての体験的な内容が載ってる。イラク戦争とよりイラク戦争でのアメリカ兵の活動コラム?みたいな感じ。読みやすくて面白かった。たしかにこの人の書いた記事なら信用できそう、と思った。 エピソードとしては福袋風のアメリカ軍携帯食のやつが面白い。当たりはM&Mのチョコなんだ…(笑)2009/02/01

vanisuke_mint

1
朝日新聞記者がイラク戦争の時に海兵隊に従軍した時の記事。「正義なき戦争」と言われたらイラク戦争のやるせなさを抱えながら、従軍を共にする海兵隊の兵士たちに絆されたり実際の戦闘に巻き込まれたり、かなり濃厚な日々を記者らしくとても読みやすい文体で書いてくれている。日本人の奥さんがいる兵士が不幸な事故で亡くなったことや、空爆で亡くなった民間人の話など戦争の悲しみと虚しさがミクロな点で書かれているのが興味深かった。2023/03/26

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