物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022575463
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0095

内容説明

著者は「小説を書く技術」を伝えようとする。その「技術の伝授」に関して、この本以上に役立つものはない。さらに著者は、そのことを通して、小説あるいは「文学」を神秘化するあらゆる試みを粉砕しようとする。その徹底の度合いにおいて、この本以上のものはない。これは、「文学」の側に属していると自負する者には絶対書けなかった、絶命寸前の「文学」のための(あまりに危険な)処方箋なのだ。

目次

1 本当は誰にでも小説は書けるということ
2 とりあえず「盗作」してみよう
3 方程式でプロットがみるみる作れる
4 村上龍になりきって小説を書く
5 「行きて帰りし物語」に身を委ね「主題」の訪れを待つ
6 つげ義春をノベライズして、日本の近代文学史を追体験する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5
世紀末に行われた小説講座を元にした、文章読本。20年以上前であるが、普遍的な部分は変わらない。辛すぎることはないけれども、どこかプレッシャーがある。ある意味としてこの本もまた世紀末の空気感を味わえる本になっているのではないかなと。2023/10/09

陽月

1
詳しく実践的な内容で書かれていて興味深かった。物語を作ることにやはり憧れはあるが、作家になりたいと思っていない人でも面白く読めそう。行きし帰りし物語という構造は既知のことだったが、現代の小説にも当て嵌まるのは改めてすごい。古典と呼ばれる書物の時代から物語構造はすでに完成形で、今でもそれをなぞっているのかと思うと、その中で新たな世界が生み出される事実に感動すら覚えるのだけど。2015/04/11

misui

1
「小説を書く」という行為を可能な限りマニュアル化してそこに回収され得ないものこそ<文学>ではないかと問う挑発的な試み。レッスンは大雑把に言えば「物語の構造を意識せよ」というもので、生徒による作例をまじえながらわかりやすく示してくれます。自分なんかはこういうの少し歪な形で認識していたので勉強になりました。2010/05/23

パトパトキン@文藝

0
役に立つ〜〜〜2016/08/14

黑猫

0
2001年11月3日読了2001/11/03

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