内容説明
本書は先史時代から現代まで、原則的には古い時代から新しい時代へと、時代順に構成されている。しかし、このような時間という縦軸と、地域という空間的横軸とを交差させて、いわば輪切り的に相互関連を明らかにしようとした。取りあげられた造形作品は古今東西南北にわたり、また、建築、彫刻、絵画、工芸の諸分野に及んでいる。
目次
ラスコーの「馬」―フランス、旧石器時代
ヴィレンドルフの「女性裸像」―オーストリア、旧石器時代
ビョーラの「トナカイ」―ノルウェイ、中石器時代
レミヒアの「ヤギの狩猟」―スペイン、中石器時代
オビリ・ロックの「精霊ミミ」―オーストラリア、紀元前4000年ころ
ツォディロ・ヒルの「エランド、ジラフ、手形」―ボツワナ、後期石器時代
ペルナの「男女群像」―ブラジル、石期
稲荷山貝塚の「筒形土偶」―横浜市、縄文後期
オゴウェ川流域の「仮面」―ガボン、十九世紀
チャタル・フユックの「裸婦坐像」―トルコ、新石器時代〔ほか〕
-
- 和書
- 明治憲法欽定史