出版社内容情報
【文学/日本文学小説】東京都でバイクを利用したコンビニ強盗が4件連続発生。警視庁のバイク部隊「トカゲ」にも招集がかかる。新設されたIT捜査専門組織・警視庁捜査支援分析センターも総動員するが、解決の糸口が見つからない。本格警察小説、第3弾!
内容説明
東京都内でバイクを利用したコンビニ強盗が連続発生。しかも国道246号沿いに集中している。警視庁の覆面捜査チーム“トカゲ”にも召集がかかる。上野数馬と白石涼子は捜査本部が置かれた世田谷署へと急行、新設されたIT捜査専門組織・警視庁捜査支援分析センターも総動員されるが、解決の糸口が見つからない…。漆黒のライダーはどこへ消えたのか?
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年、北海道生まれ。上智大学在学中の78年に「怪物が街にやってくる」で第4回「問題小説」新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て、作家業に専念する。2006年に『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞、08年に『果断―隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞、第61回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫 綺
125
う~ん、前作よりは活躍したが、アクション以外の捜査展開がお粗末。バイク乗りなら当たり前の推測でさえ、プロの特殊班の捜査員が思いつかない不自然さ。むしろアクションシーンを膨らませて欲しかった。2015/08/09
koba
98
★★★★☆2014/03/08
タックン
72
トカゲシリーズ第3弾。登場人物はみんないい人だなあ。事件の全容とか真相を描く部分に少し無理や無駄が多くて中だるみしちゃうけどまあまあ読みやすいかな。 でもこの作家さん、超人気になって多作になってるけど、その分どんどん中身がなくなってきてると感じるのは私だけかなあ?堂場さんみたい?2014/08/13
ユザキ部長
70
夜の246。三宅坂から三軒茶屋、用賀、二子へと単車で流す。目映いネオンが連写する。観察力と記憶力。鍛えられた特殊班。違和感や臭いはセンスを磨けば磨くほどに身につくものなのかも知れない。2015/02/21
りょうけん
63
<惜> 先に結論を書いてしまうがこのTOKAGEシリーズはどうやらこの3巻目で終わってしまっている様だ。まあ,続けるには作者的にも色々とハードルの高い事情があったのだろうなぁ,などと思ってしまう。(記者の木島の事だけが気にかかる。その後の敏さんの作品の中で是非とも活かして欲しいキャラクターなのだ!) 2021/10/17