岩波現代文庫<br> 聖書時代史―新約篇

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岩波現代文庫
聖書時代史―新約篇

  • 佐藤 研【著】
  • 価格 ¥1,254(本体¥1,140)
  • 岩波書店(2003/05発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 238,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006000998
  • NDC分類 193.5
  • Cコード C0114

出版社内容情報

新約聖書の書かれた時期のローマ史とユダヤ史を踏まえた,2世紀末までの初期キリスト教史.ナザレのイエスに端を発する「ユダヤ教イエス派」の運動がキリスト教として自己のアイデンティティを強固にしようと格闘する姿を描く.

内容説明

新約聖書の書かれた時期のローマ史とユダヤ史を踏まえた、二世紀末までの初期キリスト教史。著者は、ナザレのイエスに端を発する運動を「ユダヤ教イエス派」の運動と呼び、それが一世紀後半にユダヤ教から独立した宗教としての自覚を深め、やがてキリスト教として成立し、自己のアイデンティティを強固にしようと格闘する姿を描く。『聖書時代史 旧約篇』の姉妹編。

目次

第1章 ナザレのイエスの生と死(紀元前三〇年頃‐紀元後三〇年頃)(イエスの運動を囲んだ世界;イエス)
第2章 「ユダヤ教イエス派」の活動(紀元後三〇年頃‐四五年頃)(ユダや教イエス派をとりまく世界;ユダヤ教イエス派)
第3章 パウロの伝道活動とパレスチナ・ユダヤ教の滅び(紀元後四五年頃‐七〇年頃)(イエス派の活動をめぐる世界;ユダヤ教イエス派の展開)
第4章 「キリスト教」の成立(紀元後七〇年頃‐一〇〇年頃)(「キリスト教」成立の舞台;「キリスト教」成立への苦闘)
第5章 キリスト教の伝播・迫害・内部抗争(一〇〇年頃‐二〇〇年頃)(初期キリスト教周辺の世界;内外の戦いをかかえるキリスト教)

著者等紹介

佐藤研[サトウミガク]
1948年福島県に生まれる。82年東京大学大学院博士課程修了。85年神学博士(スイス・ベルン大学)。新約聖書学専攻。立教大学コミュニティ福祉学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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10
パレスチナとローマ帝国を舞台に、キリスト教と新約聖書の成り立ちを解説した本。イエスの活動した時期のパレスチナがローマ帝国の周縁部で政争に振り回される様子や、その中でユダヤ教改革派がいかに迫害され、終末思想を深めてキリスト教として独自のアイデンティティを持つに至ったかに重点が置かれ、読み応え抜群。/キリスト教の創始者として語られがちなパウロだが、本人はあくまで急進的ユダヤ教改革者に過ぎず、後世のキリスト教の「独立」の際にアイデンティティ確立のシンボルとして祭り上げられたという説は目からウロコだった。2022/09/19

Saiid al-Halawi

8
ユダヤ教内部に発生したいち教化運動としての登場から、今日私たちが言うところの「キリスト教」に発展するまでの過程を追う本で、ナグ=ハマディ文書とかトマス福音書とかのインパクトもちょっと載ってる。2014/02/25

Hiroshi

6
紀元前30年頃から紀元200年頃までの初期キリスト教史を見ていく本。イエスはローマ帝国のエルサレムで処刑されたのでローマ帝国と母体であるユダヤ教全般の状況に留意しつつ、ユダヤ教イエス派の運動がキリスト教として成立し独立した宗教になる時期までを記す。①ナザレのイエスの生と死(前30~後30年頃)、②ユダヤ教イエス派の活動(30~45年頃)、③パウロの伝道活動とパレスチナ・ユダヤ教の滅び(45~70年頃)、④キリスト教の成立(70~100年頃)、⑤キリスト教の伝播・迫害・内部抗争(100~200年頃)となる。2023/09/15

belier

4
ローマ史とユダヤ史を追いつつ、2世紀末頃までの原始キリスト教を解説。ユダヤはハドリアヌスの時代に完全に破壊しつくされ、ユダヤという名称すら抹消されて「シリア・パレスチナ」という属州名に変えられた。ハドリアヌス後はユダヤ人への迫害政策は緩和され、ユダヤ教も復活し200年頃にその後の発展の基礎となった「ミシュナ」が完成した。原始キリスト教はユダヤ教イエス派として始まった。パウロの伝道が際立つ。70年を過ぎた頃にキリスト教として独自に発展した。グノーシス派も含めて多様に発展した状況が詳細に説明されている。2023/10/14

crysalis

3
新約聖書の背景となる、ローマ帝国の成立から紀元200年頃までの時代の概説。聖書の解説書ではどうしても断片的になりがちな歴史の流れが丁寧にまとめられている。ナザレのイエスの生涯だけでなく、延々と続く反ユダヤ感情とユダヤ人の抵抗、初期キリスト教史におけるパウロやグノーシス主義の立ち位置などにも注目しており、非常に面白かった。2021/01/15

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