岩波ジュニア新書<br> 科学に魅せられた日本人―ニッポニウムからゲノム、光通信まで

岩波ジュニア新書
科学に魅せられた日本人―ニッポニウムからゲノム、光通信まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005003723
  • NDC分類 K402
  • Cコード C0240

出版社内容情報

元素レニウムは,小川正孝がニッポニウムとして先に発見していた! 日本がまだ“辺境の地”だった時代,不自由な条件下で真理の解明に挑んだ科学者たち.彼らを支えたのは個性あふれる発想と大きなビジョンであった.

内容説明

元素の小川正孝、生理活性物質の高峰・鈴木、病原菌の北里・野口。日本がまだ“辺境の地”であった時代、世界に先がけて大きな仕事をした科学者たちがいた。世界の舞台への困難な道の中で、結果的には競争に敗れた人もいる。しかしいずれも、個性ある発想と大きなビジョンをもって科学の夢にいどみ、未来を拓いたのだった。二一世紀の科学と科学者に求められるのは何だろうか。

目次

第1部 元素と原子の世界を探る(ニッポニウムの謎をとく―小川正孝の苦闘;コペンハーゲンからの贈り物―仁科芳雄とその周辺)
第2部 いのちの科学の先駆者たち(北里柴三郎と野口英世;アドレナリン発見の先陣争い―高峰譲吉の生き方;オリザニン発見―ビタミン・栄養の先駆者鈴木梅太郎 ほか)
第3部 エレクトロニクスの時代を築いた人々(井深大―世界のソニーを築いた技術者魂;西沢潤一の闘い―定説を疑え)

著者等紹介

吉原賢二[ヨシハラケンジ]
1929年新潟に生まれる。53年東北大学理学部卒業、工業技術院電気試験所、日本原子力研究所研究員、カールスルーエ原子核研究センター客員教授をへて、82年東北大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2024/04/01

naoto

2
野口英世、北里柴三郎などの有名人から、この本で初めて知った人まで、バラエティーに富んでいます。個人的には、最初の"ニッポニウム"の話がよかったです。2010/01/18

オランジーナ@

0
日本の科学者のエピソード集。スキーも上手かった木原均、登山が趣味の今西錦司と、科学者でも趣味と研究を両立してる人もいるようですね。特に印象に残ったのが、日本の戦前の原爆制作の話。もしも原爆が完成していたら戦争はどうなっただろうか…2014/10/26

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