出版社内容情報
男性政治とは、男性だけで営まれ、男性だけが迎え入れられ、それを当然だと感じ、たまに女性の参入が認められても対等には扱われない政治である。ジェンダー平等な社会を目指す推進力が生まれているが、男性政治の最後の砦、永田町がその流れを阻んでいる。こうした日本の現実を超えて、女性も、男性も、マイノリティも、誰もが生きやすい社会への道を探る。
内容説明
男性政治とは、男性だけで営まれ、男性だけが迎え入れられ、それを当然だと感じ、たまに女性の参入が認められても対等には扱われない政治である。この見慣れた風景を二一世紀の今日も民主主義と呼んでいいものか。MeToo運動をはじめとするジェンダー平等を目指す推進力を束ね、誰もが生きやすい社会への途を探る。
目次
第1章 男性ばかりの政治
第2章 二〇年の停滞がもたらしたもの―ジェンダー平等後進国が作り出した生きづらさ
第3章 女性を排除する日本の政治風土と選挙文化
第4章 女性に待ち受ける困難―障壁を乗り越える
第5章 ミソジニーとどう闘うか
第6章 なぜクオータが必要か
第7章 ジェンダー平等で多様性のある政治に向けて
著者等紹介
三浦まり[ミウラマリ]
1967年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業、カリフォルニア大学バークレー校大学院修了。Ph.D.(政治学)。2021年、フランス政府より国家功労勲章シュバリエ受章。現在、上智大学法学部教授。専攻、現代日本政治論、ジェンダーと政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
たまきら
崩紫サロメ
ザビ
ア