岩波新書<br> さらば、男性政治

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岩波新書
さらば、男性政治

  • 三浦 まり【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 298p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319559
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

男性政治とは、男性だけで営まれ、男性だけが迎え入れられ、それを当然だと感じ、たまに女性の参入が認められても対等には扱われない政治である。ジェンダー平等な社会を目指す推進力が生まれているが、男性政治の最後の砦、永田町がその流れを阻んでいる。こうした日本の現実を超えて、女性も、男性も、マイノリティも、誰もが生きやすい社会への道を探る。

内容説明

男性政治とは、男性だけで営まれ、男性だけが迎え入れられ、それを当然だと感じ、たまに女性の参入が認められても対等には扱われない政治である。この見慣れた風景を二一世紀の今日も民主主義と呼んでいいものか。MeToo運動をはじめとするジェンダー平等を目指す推進力を束ね、誰もが生きやすい社会への途を探る。

目次

第1章 男性ばかりの政治
第2章 二〇年の停滞がもたらしたもの―ジェンダー平等後進国が作り出した生きづらさ
第3章 女性を排除する日本の政治風土と選挙文化
第4章 女性に待ち受ける困難―障壁を乗り越える
第5章 ミソジニーとどう闘うか
第6章 なぜクオータが必要か
第7章 ジェンダー平等で多様性のある政治に向けて

著者等紹介

三浦まり[ミウラマリ]
1967年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業、カリフォルニア大学バークレー校大学院修了。Ph.D.(政治学)。2021年、フランス政府より国家功労勲章シュバリエ受章。現在、上智大学法学部教授。専攻、現代日本政治論、ジェンダーと政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

73
圧倒的に男性優位の政治の世界。ジェンダーギャップがあり、女性の政治家が圧倒的に少ない。本書は、ジェンダー平等で多様性のある政治に向けて、クオータ制の導入やパリテなどを論じている。書名のとおり、標語は「さらば、男性政治」である。割り当てを意味するクオータ(quota)は、クオーター(quarter)の4分の1とは異なる。これは、属性による不均衡を是正するために、少数派に対して一定割合・数をあらかじめ設定する方法だ。さらにはフランスの選挙の候補者を男女同数とすることを定めた「パリテ法」もある。→2024/04/04

たまきら

48
まだまだ先が長い日本の「男性政治」への挑戦。それは、意識改革から始めなければいけないいばらの道だと思う。「女性は一歩下がって男性を支える」が美徳とされるこの国。「何を古いことを?」いえいえ、男女どちらもこの伝統をまだまだ引きずっていると思うんです。この本では現在の問題が膨大なケースで紹介されていて大変ありがたいですが、同時にどこから始めたら改革が進むのか?にも思いがいきました。クオータの前に、「女子こそ前へ!」が当然となる土壌を子供たちのために開墾しないといけない気がします。新刊コーナーから。2023/03/19

崩紫サロメ

20
日本で女性政治家が増えない原因について分析し、提案をしている。ミソジニーの在り方について何度か引用されるケイト・マンの『ひれふせ、女たち』が興味深い。またクオータ制については、クリティカル・マス論に注目しており、一定数を越えなければ女性が女性の問題を取り上げることがマイノリティ性を強調することになり、躊躇が生まれる。しかし臨界点を超えれば自分だけがいつも女性の問題を取り上げる状況は改善し、専門を活かした幅広い活躍ができるとし、クオータ制の意義について納得がいく。 2023/09/12

ザビ

15
一部の極論なのは理解しつつもあえて…日本でのクオータ導入(女性議員数を規程で増やす仕組み)反対意見の代表格が「女性は能力に満たない」、つまり私生活を犠牲にして地元選挙区のために働けないから、というもの。時代錯誤甚だしい。政治家の大事な仕事は地元有力者のイベント参加ってこと?要は飲み会だよね。そんな社会主義的なズブズブの中で財源分配が一部でも決まると思うとゾッとする。エマニエルトッドさんの「老人支配国家日本」を思い出した。やっぱり投票いかなきゃ。ちなみにクオータは世界129ヵ国で導入されているみたいです。2023/03/31

12
これはめちゃくちゃ良い本。ぜひみんなに読んでほしい。 「”女性議員が増えると、どんなメリットがあるのか”という質問…マジョリティにとってのメリットをマジョリティにわかるように説明しろという問題設定そのものが暴力的である」「正統性が付与されにくい当事者性、わかりやすい輪郭を描けない当事者性は、声を上げにくいということでもある。一体誰がその正統性を付与してきたのか、誰に沈黙を強いているのかを批判的に問う作業が必要である」第7章より2023/12/23

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